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教師「もう5年目です」 教室に貼られた“小さなアイデア”に「これは素敵」「収納の天才」

  • 2025.5.6

小学校の教室内には子どもたちの作品などをはじめ、さまざまな掲示物が貼られていますが、その際に画鋲が使われていることも多いのではないでしょうか。

小学校教員である、かむ(@bosukete4649)さんが、「生徒が迷子の画鋲を帰してくれる場所」についてX(旧Twitter)に投稿したところ、2.3万いいねが集まり(2025年5月1日時点)、「これは素敵」「かわいい収納の天才」などと話題になっています。

いったい、どんな場所なのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

オレンジ色のお家に書かれている文字がすべて平仮名であることから、これは低学年向けに作ったものでしょうか?「がびょうのおうち」とは、なんともかわいらしいですね!

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出典:かむ(@bosukete4649)さん

教室ではポスターなどの掲示物が多いこともあり画鋲が頻繁に使われる一方、落ちていることも少なくありません。

日頃から画鋲の危険性について教えられている子どもたちは落ちていれば拾ってくれるものの、先生が不在の時や忙しい時などにその画鋲をどうすればいいか対応に困ることもあるでしょう。

そんな問題をどうにかしようとかむさんが考えついたのが、「まよっているがびょうのおうち」だったようです。思い立った経緯などについて、詳しくお話をお伺いしました!

生徒が拾った画鋲はそのままお家へ

ーーー素敵な発想ですね!こちらはどこに貼られているのでしょうか?

「小学校教諭をしており、小学校の教室に貼っています

ーーー画鋲のお家はどのような経緯で作られたのでしょうか?生徒さんの反応を教えて下さい。

『画鋲は危ないもの』として子どもたちは認識しています。だから落ちていたら拾って教師に届けてくれることがあります。ただ教師にその場で手渡されても移動中や作業中など困るときが往々にしてあります。そんな時この家があると、落ちている画鋲を帰してくれます

ーーーなるほど…!具体的に児童の皆さんはどのように帰してあげているのでしょうか?

ある子は『迷子になってたからおうちに帰してあげた!』と笑顔で言っていました(笑)。このような認識が広まると、落ちている画鋲は先生の元ではなく、このおうちのところへ帰して(刺して)くれるようになりました」

ーーーこの“おうち”があれば生徒さんたちも画鋲をすぐに拾ってくれそうですね!

「かわいい収納の天才」の声も

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられました。

あーこれは素敵
え、天才。可愛い収納の天才。
これ、やろうかな笑
なんか好き!!
すてきな遊びゴゴロ

迷子の画鋲が帰れるお家を作る、という珍しいアイデアに多くの方が心を和ませているようです。

繰り返し掲示物を飾る小学校の壁は、もはや画鋲を刺すところがないほど穴が開いている場所も多く、どれだけ強く刺しても落ちる時は落ちてしまうもの。

「まよっているがびょうのおうち」のように、子どもたちが積極的に落ちている画鋲を拾ってくれる工夫をすることで、楽しみながら画鋲の危険性についても学べそうですね!



取材協力:かむ(@bosukete4649)さん