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大阪の2025年最新ホテル3選! 華麗でゴージャスなNY社交界の雰囲気を大阪で

  • 2025.4.23

【ウォルドーフ・アストリア大阪】華麗でゴージャスなNY上流社会の雰囲気を大阪で

うめきたの新たなランドマーク、グラングリーン大阪 南館の1、2階および28階~38階を占める。
うめきたの新たなランドマーク、グラングリーン大阪 南館の1、2階および28階~38階を占める。

ヒルトン創業者のコンラッド・ヒルトンが「すべてのホテルの最高峰」と称賛したウォルドーフ・アストリアがついに日本に上陸した。1893年にNYで開業以来、歴代の大統領、各国の王族や政財界の要人、トップクラスのセレブリティを顧客に持つ伝説のホテル。初めて全客室に浴室を設置したり、24時間のルームサービスを導入したり、今では当たり前となっているサービスの基礎を築いたのも実はこのホテルだ。満を持してオープンした世界で35番目のウォルドーフ・アストリアは、JR大阪駅に隣接する大規模複合施設グラングリーン大阪の南館の上層階に位置する。

「ピーコック・アレー」はブランドを象徴するラウンジ。20世紀初頭、NYで流行りのクジャクの羽飾りの帽子をかぶった女性たちや、シルクハットとステッキでめかしこんだ男性たちの社交場に、いつしか付いた名が”クジャクの道”。
「ピーコック・アレー」はブランドを象徴するラウンジ。20世紀初頭、NYで流行りのクジャクの羽飾りの帽子をかぶった女性たちや、シルクハットとステッキでめかしこんだ男性たちの社交場に、いつしか付いた名が”クジャクの道”。

デザインを担当したのは、香港を拠点に活動し、世界中から引く手あまたのデザイナー、アンドレ・フー。コンテンポラリーなデザインに障子や和紙などの日本建築の要素を巧みに融合させ、ナチュラルなウッドと“ピーコック・ブルー”をキーカラーにしたゴージャスでエレガントな空間を作り上げた。全252室の客室は、抜群の眺望を誇る31階以上の高層階にあり、広さも46㎡以上のゆとりある造り。世界基準の居心地の良さを提供する。

ランタンを模した円筒形のレセプション「アライバル・パビリオン」。
ランタンを模した円筒形のレセプション「アライバル・パビリオン」。

28・29階吹き抜けの「ピーコック・アレー」は、館内を飾るピーコック・ブルーやクジャク柄のもととなったウォルドーフ・アストリアを象徴するラウンジ&バーだ。アール・デコのデザイン、シンボリックな階段や大時計など、本店にある世界的に有名なラウンジが再現され、NYの上流階級がこよなく愛するゴージャスでエレガントな世界に浸れる。巨大な窓の向こうには淀川、大阪湾の見渡す限りの絶景が広がっている。他にも、ホテルの歴史に残る名作カクテルや最先端のミクソロジーが楽しめる隠れ家のようなバー「ケーンズ&テイルズ」や都心とは思えないリゾート感満載の25mの本格的屋内プールなどもあり、プールサイドのカウチに身を委ねれば、セレブ気分に浸ることができる。そしてなによりも特筆すべきは、ブランドの象徴であるゲストの一人ひとりに合わせたエレガントなサービス。NYの“あの”雰囲気が大阪でも味わえるのだ。

全室46m²以上のゆとりある客室。ナチュラルな色調と質感のインテリアで満たされ、高層階からの圧巻のパノラマビューを誇る。
全室46m²以上のゆとりある客室。ナチュラルな色調と質感のインテリアで満たされ、高層階からの圧巻のパノラマビューを誇る。

ウォルドーフ・アストリア大阪

大阪府大阪市北区大深町5-54グラングリーン大阪 南館

Tel./06-7655-7111

料金/1室1泊144,925円~(1名または2名利用)※2025年4月現在https://www.hilton.com/ja/hotels/osawawa-waldorf-astoria-osaka/

【大阪ステーションホテル、オートグラフコレクション(THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection)】上質な大人のエンターテインメントホテル

昔の有人改札をイメージした29階のレセプション。背面には列車のダイヤグラムに着想を得た幾何学アートが見える。
THE OSAKA STATION HOTEL, AUTOGRAPH COLLECTION昔の有人改札をイメージした29階のレセプション。背面には列車のダイヤグラムに着想を得た幾何学アートが見える。

2024年7月、初代・大阪駅の跡地という由緒ある場所にオープンした大阪ステーションホテル、オートグラフコレクションは、その歴史や文化を未来へと継承する「THE OSAKA TIME」をコンセプトにする。切符、ダイヤグラム、枕木、改札、待合所などの鉄道モチーフが、館内のいたるところに忍んでいて、鉄道ファンには悶絶ものだが、そのモチーフを上質な設えと一体化させることで、ラグジュアリーな空間を創り出している。

「ウォーターステーション(WATER STATION)」の横には、マイクロドリンク入りカプセルのカプセルトイがあり、持参のボトルに入れれば、フルーツフレーバーの水が飲める。
THE OSAKA STATION HOTEL, AUTOGRAPH COLLECTION「ウォーターステーション(WATER STATION)」の横には、マイクロドリンク入りカプセルのカプセルトイがあり、持参のボトルに入れれば、フルーツフレーバーの水が飲める。

大阪駅西口改札に直結する1階のエントランスから、29階までエレベーターで上がると、駅舎に使われていた赤レンガをイメージしたモダンなウォールアートが出迎える。照明を落とした重厚感のある廊下を通り抜けて、ロビーに到着した瞬間、視界は一気に開けて、両面ガラス張りの解放感に満ちた空間が広がる。正面には昔の改札を模したレセプション、その反対側には、オールデイダイニングの「ザ モーメント グリル&ダイニング」と「ザ ロビーラウンジ」があり、南北の大阪の街の絶景が広がっている。ユニークなのは、かつて駅に設置されていた水飲み場を新しいスタイルで再現した「ウォーターステーション」。30年ほど前まで新幹線で使われていた冷水機用の封筒型コップが設置されていて、喉を潤すことができる。

「スペシャリティ サロン(SPECIALTY SALON)」は、朝食から、アフタヌーンティー、イブニングカクテル、ナイトキャップまで、軽食やドリンクが充実している。
THE OSAKA STATION HOTEL, AUTOGRAPH COLLECTION「スペシャリティ サロン(SPECIALTY SALON)」は、朝食から、アフタヌーンティー、イブニングカクテル、ナイトキャップまで、軽食やドリンクが充実している。

客室は、各フロアに1部屋のみの「スペシャリティスイート」や、大阪城の 絢爛豪華な 大広間に 見立てた37階の「ザ スイート」のほか、雲の上の気分が味わえる34階から37階の「シーニック」、大阪の街並みを見渡す30階から33階の「シグネチャー」に分れ、それぞれ多彩な部屋のカテゴリーが用意されている。ちょっと奮発して「スペシャリティ」と名付けられた、最上階38階の特別フロアを予約すれば、そのフロアと各階のスイートルームのゲストのみが利用できる「スペシャリティ サロン」にもアクセス可能。地上約170mからの絶景を一望しながら、ワンランク上の食事やドリンクが楽しめる。食の街大阪らしく、食事のクオリティは素晴らしく、これを目当てに再訪したくなるほどだ。

38階特別フロアと各階のスイートルームのゲストのみが利用できる大浴場「OFURO」。約7千年前、ホテルの場所は海の底だったことから深海をイメージ。
THE OSAKA STATION HOTEL, AUTOGRAPH COLLECTION38階特別フロアと各階のスイートルームのゲストのみが利用できる大浴場「OFURO」。約7千年前、ホテルの場所は海の底だったことから深海をイメージ。

大阪ステーションホテル、オートグラフコレクション(THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection)

大阪府大阪市北区梅田3-2-2

Tel./06-6105-1874

料金/1室1泊90,000円~ ※2025年4月現在

https://osakastation-hotel.jp/

【フォーシーズンズホテル大阪】和と洋を融合した水の都・大阪の新しいランドマーク

水辺の街として再開発が進む堂島の超高層ビル「One Dojima」の上層階を占める。
水辺の街として再開発が進む堂島の超高層ビル「One Dojima」の上層階を占める。

キタの歓楽街、北新地から歩いて3、4分。堂島川に面し、水の都・大阪の象徴ともいえる堂島エリアに、昨年8月、フォーシーズンズホテル大阪がオープンした。東京の丸の内と大手町、京都に続く、国内4軒目のフォーシーズンズは、船の帆をモチーフにした49階建ての超高層複合タワー「One Dojima」の1、2階と28〜37階を占める。日本の建築様式と和のエッセンスを取り入れ、ロビーは大阪の歴史的シンボル・大阪城からインスピレーションを得た石壁と格子模様で構成されている。漆作家・石塚源太のオブジェ「Inner Cycle」が躍動する今の大阪の息づかいを見事に表現する。

畳のぬくもりと井草の香りで寛げる特別コンセプトフロア「GENSUI」の「畳プレミアルーム」。
畳のぬくもりと井草の香りで寛げる特別コンセプトフロア「GENSUI」の「畳プレミアルーム」。

石塚の作品のほかには、デザインを手がけた「キュリオシティ(Curiosity)」、「シンプリシティ(SIMPLICITY)」、「デザインスタジオ・スピン」らがキュレーションした、旬のアートが館内を飾る。客室は全175室のすべてが高層階にあり、抜群のシティービューを誇る。なかでも”モダン旅館”を表現した28階の特別コンセプトフロア「GENSUI(玄水)」が話題だ。和の空間設計に精通する「シンプリシティ」が設計を手がけ、全客室に靴を脱いで上がれる畳の間を備える。特別フロア専用のティーサロン「SABO」では、お弁当スタイルの朝食日本茶和菓子のリフレッシュメントなどが楽しめる。

ロビーには、大阪城の石垣をモチーフにした石壁や町屋を思わせる格子のデザインが施されている。
ロビーには、大阪城の石垣をモチーフにした石壁や町屋を思わせる格子のデザインが施されている。

37階には香港のミシュラン常連「シャンパレス」を指揮していたレイモンド・ウォン・ウェイ・マンが料理長に就任したシグネチャーレストラン「江南春」があり、クラシックインテリアに囲まれて上質な点心や本格的な広東料理のコースが堪能できる。同じフロアには、フランスで2軒の3つ星レストランを率いるヤニック・アレノが監修する「鮨 ラビス 大阪 ヤニック・アレノ」もオープン。一流フレンチに江戸前鮨が呼応するという試みの評判は上々だ。隣のコンテンポラリーなバー「バー・ボタ」は、道頓堀スライダーや梅干マティーニなど、ちょっとユニークなオリジナルカクテルが楽しい。

大阪の伝統工芸から着想を得た空間でオリジナルカクテルが楽しめる「バー・ボタ」。
大阪の伝統工芸から着想を得た空間でオリジナルカクテルが楽しめる「バー・ボタ」。

フォーシーズンズホテル大阪

大阪府大阪市北区堂島2-4-32

Tel./06-6676-8682

料金/1室1泊126,800円~ ※2025年4月現在

https://www.fourseasons.com/jp/osaka/

Text: Yuka Kumano

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