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婚活で出会った女性とデート。現れたのは「大嫌い」だった人!?でも1日デートしたら…気持ちに変化が?

  • 2025.4.23

大学時代の友人たちが次々と結婚し始めた20代後半のころ。広告代理店で仕事漬けの日々を送り、長らく恋人もいなかった僕は、結婚への焦りを覚えるようになりました。そして思い切って婚活アプリに登録。何人かやりとりをする中で、あるひとりの女性と実際に会うことになったのですが、その女性、実は……。

待ち合わせ場所に現れたのは!?

この日、僕は婚活アプリで知り合った女性と初デートの予定でした。それが、待ち合わせ場所に現れたその女性の姿を見てびっくり。なんとそこにいたのは、幼稚園からの幼なじみ。高校時代にはある意味「犬猿の仲」だった女性だったのです。

彼女とは実家が近所で、幼稚園時代から一緒に遊ぶ仲でした。小学生くらいになると彼女に「背が低い」と指摘されたことで対抗心が芽生えた僕。中学時代に彼女の身長を抜き、そのことを伝えても、彼女は淡々とした反応。それから僕らは何かと張り合うことが多くありました。

高校時代は、お互い男女のバスケ部に所属し、キャプテンを務めたことも。その際は、部活動のことやお互いのプレーなどのことでぶつかっては言い争いを繰り返す日々。口喧嘩が絶えず、周囲から「顔を合わせれば喧嘩ばかり」と言われるほどだったのです。

ぎこちないデートの始まり

高校卒業後は別々の進路に進んだため、連絡を取り合うこともなくなっていましたが……まさか20代になって、しかも婚活アプリを通じて再会するなんて。「こんなことってあるんだ」と驚きながら、大人になってきれいになった彼女に、思わず見惚れてしまいました。

僕だけでなく彼女も気まずさを感じていたと思います。でも、「せっかくだし1日だけ、デートをしてみる?」ということで、予定通りデートをすることに。

まずは、僕が予約していたレストランへ向かいました。レストランでは、メニューを見ながらお互いの好物をすでに知っていることに気づき、無意識にハモる注文。 お互いに気恥ずかしさを感じながらも、僕は彼女との時間に居心地のよさを感じていました。

午後は彼女の提案でリアル脱出ゲームへ。 選んだのはお化け屋敷要素があるもので、適度に驚かしがあり、その都度声を上げて僕にしがみついてくる彼女。最終的には手をつないで最後までゲームをおこなったのですが、直に感じる彼女のぬくもりに、僕はドキッとしてしまいました。

陽も暮れてきて、そろそろ別れの時間が近づいてきました。でも僕は「もっと彼女と一緒にいたい」という気持ちでいっぱいで……。正直、今まで交際してきた女性や、アプリで出会った女性と比べ、彼女と一緒に過ごした時間がとにかく楽しく、居心地がよく感じていたのです。こんな気持ちになるなんて、自分でも驚きでした。

仕事中の彼女の様子を目にして…

そしてこのデートをきっかけに、連絡を取り合うようになった僕たち。仕事終わりに時間が合えば、2人で食事をすることも多くなりました。仕事でのモヤモヤを2人でお互いに吐き出しながら、励まし合う……そんな時間が、いつのまにか僕にとって大切なものになっていました。

しかし、お互いに忙しさから次第に連絡頻度が減っていきました。会いたくても予定が合わず「彼女に会いたい」そんな思いだけが募りました。

そんなある日、思いがけない形で再会することになります。なんと仕事で顔を合わせることになったのです。

彼女が勤める会社のCMをわが社で作ることになり、僕が担当になりました。「仕事で顔を合わせるのもそれはそれで気まずい」と思いながらも、お互い割り切り一緒にいいものを作ろうと頑張ることに。

そこで僕は彼女の仕事中の様子を目にすることとなったのですが……。女性というだけで上の世代の上司から軽視されたり、甘い態度を取られたりする彼女の姿を目にし衝撃を受けてしまいました。今でもそんな会社や組織があるのだとショックでもあったのです。しかし一切ブレることなく、堂々としている彼女。そんな姿に「真剣にこの仕事に向き合っているんだ」と心を打たれてしまいました。

そうして、彼女の奮闘もありいいCMをつくることができたのです。

思いを伝えて、今は…

ひと仕事終えた僕たちは2人でバーへ。大きな仕事をやりきったお互いを褒めたたえ合いながら、気づけば話題は高校時代の思い出に。顔を合わせれば喧嘩ばかりだったあのころ。口にはできなかったあのときの素直な気持ちを、約10年経った今、お互いに打ち明け……。

そして僕は彼女といる時間がとても居心地がよく、仕事も心から楽しかったことを伝え、「だから……恋人として付き合ってほしい」と告白。

彼女は小さく笑い、「私も、好き」と返してくれ、僕たちは恋人となったのでした。

現在は結婚し、子どもも生まれ、家族3人で忙しくも幸せな日々を送っています。婚活アプリを初めていなければ、幼なじみだった彼女とマッチしていなければ、こんな生活は訪れなかったのかなと思うと、不思議な縁に感謝せずにはいられません。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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