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【今日のギフト】銀座の不朽の手みやげ。〈銀座梅林〉の元祖「ヒレカツサンド」

  • 2025.4.22
〈銀座梅林〉の元祖「カツサンド」

カツサンドを愛するあの人へ
約100年親しまれる銀座の名作手みやげ

〈銀座梅林〉の元祖「ヒレカツサンド」

〈銀座梅林〉の元祖「カツサンド」
箱を開けると4切れのヒレカツサンドがピシッと並ぶ。元祖ヒレカツサンド1箱1,200円。
〈銀座梅林〉の元祖「カツサンド」
サクッ&しっとり。食べれば納得するこの一体感!銀座本店で注文し、出来上がるのを待って作り立てを持ち帰るのがおすすめ。
〈銀座梅林〉の元祖「カツサンド」包装
この包装紙にも物語が。初代店主と親交のあった講談師・五代目 一龍斎貞丈氏が命名した「珍豚美人(ちんとんしゃん)」にあて、画家の林秀麿氏が三味線を弾くかわいい豚の芸妓さんを描いた合作。元になった色紙は現在も銀座本店のレジの後ろに飾られている。

長きにわたり愛される銀座の名店〈銀座梅林〉。銀座で初めてのとんかつ専門店として昭和2(1927)年に創業。7丁目の「銀座梅林ビル」に国籍豊かな人々が行列をつくるのはもはやお馴染みの光景だ。

初代の澁谷信勝さんは、ヒレカツを食べやすい小ぶりなサイズにした「ひと口カツ」や、元薬剤師だったという知識を活かし、リンゴや玉ねぎなどでとろみを出したとんかつ専用の中濃ソース=とんかつソースを考案するなど、その独創性と探究心で「梅林のとんかつ」である味わいを構築した人物。オリジナルのソースのほかにも、豚肉は鹿児島の黒豚をはじめ国産豚肉を厳選し、美しい“剣立ち”を生むパン粉、さらに揚げ油には綿実油をベースにしたオリジナルのブレンド油を使用するなど、隅々まで行き届いたこだわりと心配りが約100年変わらぬ人気を支えている。

そして、銀座の手みやげの代名詞となっているのが元祖「ヒレカツサンド」。初登場はなんと昭和5(1930)年ごろ。お客さんのリクエストから誕生したそうで、今も銀座本店で注文を受けるごとに手作りされている。

サンドに使う食パンは工場から届いた直後は焼きたてでとても柔らかく、そのまま揚げたてのカツにソースを絡めて挟むとパンが潰れてしまうため、あえてパンを1日寝かせ、カツは揚げたてをバットで冷ましてからソースを絡めている。だからこそ、あのふわっ&しっとりな、ヒレカツとパンのみごとな一体感が生まれるのだ。

まずはピタリと箱に収まったヒレカツサンドの美しい切り口を愛で、そしてカツとパンの小気味良い歯ごたえにうっとりする。甘みがありつつくどさのないソースも美味。シンプルだからこそ際立つ、このそぎ落とされた完成度!

店のキャラクターとなっている「珍豚美人(ちんとんしゃん)」が描かれた包装紙も風情あり。贈ってよし、もらって嬉しい、色褪せぬ銀座の名作手みやげだ。

Information

銀座梅林

住所:東京都中央区銀座7-8-1 銀座梅林ビルB1
TEL:03-3571-0350
営:11時30分~21時(20時LO)
休:年中無休
HP:https://ginzabairin.com/
注文方法:店頭販売

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