“神考察”が外れた…『ONE PIECE』多くのファンが騙された“尾田先生によるミスリード”

『ONE PIECE』には多くのファン考察がありますが、当たるものもあれば、大きくはずれてしまうものも存在します。
今回はそんな“はずれた神考察”に注目し、そのミスリードのポイントを振り返っていきます。

※この記事は、『ONE PIECE』コミックス第111巻までのネタバレを含みます。

ヤマトがルフィを裏切る説について――鬼の仮面はミスリードだった？

ワノ国編で登場したヤマトは、初登場時に鬼の仮面をつけて登場しました。
この仮面と“カイドウの息子”という立場から、当初は「ルフィを裏切るのでは？」という説が広がりました。

特に、手錠が外れた瞬間に敵対するのではないかという考察は、多くのファンに信じられていました。

しかし、蓋を開けてみれば――
・ヤマトは心からおでんに憧れていた
・さらにエースとの絆があった
この2点がしっかりと描かれ、ヤマトはルフィの仲間になることを望む側のキャラクターとして描かれています。

実際、麦わらの一味の10人目の仲間にもっとも近い存在として、扉絵連載や今後の動向にも注目が集まっています。
つまり、鬼のお面は完全にミスリード要素。

当初は敵かもしれないと疑われていたヤマトですが、現在ではルフィを裏切る可能性は限りなく低いと考えられています。

エースの妹ボニー説についてーールージュの「アン」とアン・ボニーの関係

続いて、長年ファンの間で囁かれていたエースの妹ボニー説を見ていきましょう。
エースの母親であるポートガス・D・ルージュは、「生まれてくる子どもが男の子ならエース、女の子ならアン」と名前を考えていたことが、45巻の作中で語られています。
そこに登場したのが、ジュエリー・ボニー。英語名では「アン・ボニー」という有名な女海賊がいることもあり、

“ボニー＝エースの妹説”が濃厚と考えられてきました。

しかし、最新話で明かされたのは
・ボニーは天竜人とジニーの娘
・バーソロミュー・くまが命を懸けて守ってきた存在
・ロジャーの血縁ではない
という事実。

つまり、ボニーはエースともロジャーとも血縁関係が一切なかったのです。
これにより、長年信じられてきた神考察が完全に外れたことになります。

おわりに

今回紹介した、ヤマト裏切り説やボニー妹説のように、作中の描写から生まれた考察でも大きくはずれることがあります。
しかし、それも『ONE PIECE』の醍醐味。尾田先生が仕掛けたミスリードや伏線を読み解く楽しさが、作品をさらに奥深くしています。

そして、はずれた考察があるからこそ、良い意味で多くのファンが騙される展開があり得るからこそ、“当たり考察”がより一層盛り上がるのも事実。
これからも『ONE PIECE』の伏線を追いながら、考察の面白さも同時に楽しんでいきましょう！

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※当記事は、投稿者の許諾をいただいた上で記事化しております。

出典：「ゆっくり考察クリーム」
動画：【驚愕‼】神考察でも全然違った考察がヤバイ！カイドウの息子ヤマトルフィの敵説とエースの妹ボニー説2選！