＜女は専業主婦でいろ！＞夫「どうしても働きたいなら」差し出されたのは『誓約書』その中身に「目を疑った」

共働きが当たり前になってきた今の時代に、妻にはずっと専業主婦でいてほしいという珍しい夫。子育てがひと段落したので仕事に出たいと伝えると……夫から差し出されたものは？？

結婚後は専業主婦で！

私の夫は、結婚したら妻は仕事はせずに専業主婦でいてほしいというタイプの人でした。

結婚後すぐに子どもができたこともあり、夫の言葉通り私は専業主婦として家事と子育てに専念する日々を送っていました。

続けて3人の子どもを出産した私は、その生活に不満があったわけではありませんが、やはり自由になるお金も時間もなく、自分も仕事に出たいという気持ちがわいてきました。

子どもたちが成長し子育てもひと段落した頃に、仕事に出たいと夫に告げたのです。

夫は私が仕事に出ることを断固拒否。

子どもたちの手も離れ、時間にも余裕ができずっと家にいるもの退屈で勿体ないし、これから子どもにはお金がかかるから、教育費の足しにもなるし……と説得するも夫は納得のいかない様子でした。

若くして結婚出産した私は、やはり一度は社会に出て働きたいという思いもあったため、毎日のように夫を説得しようとしました。

するとある日、夫が黙って差し出してきたものは「誓約書」と書かれた文書でした。

その内容は、私が仕事に出るようになっても家事や子育ては手を抜かないこと。夫である自分はこれまで通り一切家事などは手伝わないというものでした。

元々亭主関白で家のことも全くしない夫でしたが、私も専業主婦なのでそれが当たり前だと思って我慢してきました。ですが、夫が仕事に出ることに反対していた理由はこういうことだったのです。

私は自分の目を疑いました。夫婦間で誓約書まで作って立場をはっきりさせるとかいつの時代ですか！？

共働きが当たり前の時代に信じられないですよね？

この誓約書を見せられてからというもの「離婚」の2文字も頭をよぎるようになりました。

そのためにも自分でお金を稼ぎたかった私は、誓約書の内容を守ることを約束し念願のパートに出て、今は着々とお金を貯めています。

【体験者：40代・女性主婦、回答時期：2022年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。