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絶対に『肉』は持ち込まないで!GW最終日は特に注意、農水省の注意喚起に知らなかった!

  • 2025.5.6
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

海外旅行の思い出として、現地の食材や食品を持ち帰りたいと考える人は多いはず。しかし、日本政府機関が「絶対に持ち込まないで」と注意を呼びかける投稿が話題になっています。なぜこのような注意喚起が行われているのか、その背景について見ていきましょう。

海外旅行から帰国する際に、ついつい現地の食材やお土産を持ち帰りたくなりますよね。しかし、農林水産省が公式SNSアカウントで「持ち込まないで」と強く訴える投稿を行い、多くの注目を集めています。

その投稿が、こちら!

投稿では特に「肉製品を持ち込まない」「帰国後1週間は動物に近づかない」という2点が強調されていました。その理由として、韓国などの近隣国では口蹄疫やアフリカ豚熱といった家畜伝染病の発生が続いており、日本の畜産業を守るための協力を呼びかけています。

実は日本の法律では、果物・野菜などの植物類や肉・肉製品の持込みは厳しく制限されており、違反した場合は3年以下の懲役または300万円以下(法人の場合は5,000万円以下)の罰金等の罰則が科されることもあるのです。

"え、これも持ち込めないの?"NG食品リスト

持ち込み禁止の対象は生肉だけではありません。生ハム、ソーセージ、サラミ、ベーコン、ジャーキーといった加工品も禁止されています。さらに驚くことに、肉まん、餃子、ハンバーガー、ハムサンド、キンパなど、少しでも肉が使われている食品も持ち込むことができません。

果物や野菜類も例外ではなく、マンゴー、ライチ、グアバ、柑橘類、梨、リンゴなどほとんどが持ち込み禁止となっています。機内食の持ち帰りも厳禁で、サンドイッチやカットフルーツも含まれています。

これらの禁止措置は、海外から日本に植物の病害虫や家畜伝染病が侵入するのを防ぐためのもの。実際に食肉を介して遠く離れた国に家畜の伝染病が広がった事例が複数報告されているとのことです。

忘れがちな"帰国後の注意点"

農水省の注意喚起では、肉製品などの持ち込み禁止だけでなく、「帰国後1週間は動物へ近づかない」という点も強調されています。これは、人の衣服や靴などに付着した病原体が国内の家畜に感染することを防ぐための重要な対策です。

特に、畜産農家や動物園、ペットショップなどへの訪問は控えるべきとされており、ペットを飼っている方も注意が必要です。たとえウイルスや細菌が目に見えなくても、知らず知らずのうちに持ち込んでしまう可能性があるのです。

近隣諸国での伝染病発生状況を考えると、この注意喚起は非常に時宜を得たものと言えるでしょう。一人ひとりの心がけが、日本の農業や畜産業を守ることにつながります。

まとめ

日本の畜産業や農業を守るための重要な防疫措置として、海外からの食品持ち込み制限が行われています。旅行の思い出は写真や許可されているお土産で十分。うっかり違反して高額な罰金を払うことにならないよう、海外旅行の計画時には必ず確認しておきたいポイントです。また、帰国後の行動にも注意が必要です。みなさんも海外旅行の際には、持ち込み禁止品に十分注意し、帰国後も適切な行動を心がけましょう。


出典元:来日するあなたへのお願い:植物防疫所