“異例の事態”に戦慄… 震え上がる恐怖に“一部上映中止”を決断 それでも“大ヒット”を叩き出した『令和ホラー最高傑作』

劇場公開を目前に控えていたなか、予想だにしない出来事によって上映が見送られた作品はいくつもあります。今回は、そんな“異例の事態で上映中止”になった映画5選をセレクトしました。

本記事では第2弾として、映画『あのコはだぁれ？』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あのコに見つかると殺される…“異例の事態で上映中止”になった映画『あのコはだぁれ？』

• 作品名：映画『あのコはだぁれ？』
• 公開日：2024年7月19日

あらすじ

とある中学校の夏休みで、補習の臨時教師を担当することになった君島ほのか（渋谷凪咲）。この学校では「あのコ」と呼ばれる謎の存在が校内を徘徊しており、「あのコに見つかると殺される」という噂が生徒たちの間で広まっていました。

ほのかは講習の授業中、いるはずのない生徒が着席しているのを目にします。謎の存在に違和感を覚える中、生徒の1人である小日向まり（今森茉耶）が屋上から転落し、不可解な死を遂げることに。この事件を皮切りに、「あのコ」による恐怖がほのかと夏期講習を受けた生徒たちを襲い始めるのでした―。

怖すぎて一部のシーンが上映中止に…？映画『あのコはだぁれ？』が上映中止となったワケ

映画『あのコはだぁれ？』では、視聴者に多大な恐怖感を与えてしまう可能性があるために、撮影済みだった一部のシーンを上映中止にしたそうです。該当シーンは公式YouTubeチャンネル「松竹チャンネル/SHOCHIKUch」にて、WEB限定で配信されています。

『【閲覧注意】映画『あのコはだぁれ？』特別映像 ＜上映中止ver＞』というタイトルで配信された動画は、「あのコに見つかったら殺される」という噂を聞いた女子高生の会話から始まります。噂の対象であるいるはずのない「あのコ」が奏でる不穏なピアノのメロディと血の付いた足跡。そんな不気味な映像が続いた後に、「あのコ」のターゲットとなる生徒たちの名前が読み上げられます。

映画『呪怨』、『犬鳴村』などを手掛けるJホラーの巨匠・清水崇さんが監督の作品だけあって、「早く見たい！！」「ミンナのウタ以来のホラー映画キター！面白かったから待ってた」と期待に胸を膨らませるコメントも多く見られました。

主演女優の快演も見どころ！『あのコはだぁれ？』

映画『あのコはだぁれ？』は、観客動員数85万以上、興行収入10億円超えの大ヒットを記録しました。そんな本作で主演を務めた渋谷凪咲さんは「27年間生きてきたなかで、一度も出したことのない声、表情、仕草を目の当たりにして、殻が破けた瞬間だったのかな」と語っています。ホラーのイメージがなかった渋谷さんの全力な演技は、本作の恐怖度を大きく向上させた要因となっているでしょう。

まだ映画『あのコはだぁれ？』を観たことがない方、また本記事を読んで映画『あのコはだぁれ？』に興味を持っていただけた方は、“震えるほどの恐怖”をぜひ体感してみてください！

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ライター：天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

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