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「観たら別れる」不穏な噂が続出… なのに世界中が絶賛!“異例中の異例”スケールで大成功を収めた『現代ラブストーリーの傑作』

  • 2025.4.25

ストーリーや登場人物の心情などから、思わず自身の過去や現在を重ねてしまうリアリティのある恋愛系のドラマや映画が人気を集めています。今回は、そんな“心にブッ刺さる”名作恋愛ドラマ・映画5選をセレクトしました。

本記事では第5弾として、2021年公開の映画『花束みたいな恋をした』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

5年間にわたる花束のような恋物語…“心にブッ刺さる”名作恋愛映画『花束みたいな恋をした』

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(C)SANKEI
  • 作品名:映画『花束みたいな恋をした』
  • 公開日:2021年1月29日

あらすじ

ある日、終電を逃したことをきっかけに出会った大学生の山音麦(菅田将暉)八谷絹(有村架純)。マニアックな趣味や嗜好ながらも、嘘のように好きなものが一緒の2人はあっという間に意気投合します。何度か遊んでいるうちに、2人は付き合うことになりました。

大学卒業後、就活を辞めてフリーターとして楽しく過ごすことを決めた2人。最初は、自由で楽しい生活に幸福を感じていた2人でしたが、甘くない現実に焦燥感を抱き始めたことで再び就職活動を始めます。なんとか、就職先を見つけた2人でしたが、仕事の忙しさから徐々にすれ違うことが多くなり始めるのでした―。

恐ろしいほどにリアルな恋愛に共感…!“心にブッ刺さる”名作恋愛映画『花束みたいな恋をした』

映画『花束みたいな恋をした』は、特に10代、20代の方に現実を突きつけた恋愛映画と言えるでしょう。ある程度自立して自由な時間が増え、何も気にせずに恋ができた学生時代。好きな人と過ごす夢のような時間は、卒業・就職を機に現実へと移り変わります。そして麦と絹のように、ささいな言葉や仕草から溝が深まり、いつしかお互いへの興味も薄れていく。本作では、そんな飾り気のない純粋な恋模様が、淡々かつ丁寧に映し出されていきます

特に、心に刺さるシーンは物語の終盤。告白したファミレスで別れ話をする麦と絹の近くに、両思いで初々しい男女のカップルが座ります。2人の会話や表情は、まるで付き合い始めた頃の自分たちを鏡に映したかのようでした。「お互いを想い合い、お互いを知りたいと思っていたあの頃から、どうしてこうなってしまったんだろう」と涙が溢れる2人に、胸が締め付けられました。

価値観も好きなものも全く一緒だった2人が、大人になるにつれてすれ違う様子に、SNSでは「3年前に見た時はなんとなーく涙流したけど、今見たら刺さりすぎて涙も出なかった。ただただ苦しかった」「『花束みたいな恋をした』を観た。刺さりまくった…」「今更見た『花束みたいな恋をした』が刺さる。30代の結婚じゃなかったらきっとこんな結末だったんじゃないかって」と、共感しまくる方で溢れていました。

映画『花束みたいな恋をした』異例のスケールで大ヒット!

公開されるやいなや、SNSを中心に口コミが瞬く間に拡散。全国映画動員ランキングでは6週連続で1位をキープ、15週連続でトップ10入りを果たしました。興行収入は驚異の38億円を突破し、大ヒットを記録。その後も快進撃は続き、香港(6月10日公開)、シンガポール(6月17日公開)、韓国(7月14日公開)、台湾(7月16日公開)と、アジア各国で次々と公開され、大きな反響を巻き起こしました。

また、中国32省、3,700館・1万スクリーン超という日本映画としては異例の大規模公開を果たし、公開初日だけで興行収入1,028万元(約1億8,400万円)を記録。日本発のラブストーリーが華やかな記録を飾りました。さらに驚くべきは、3ヶ月以上の期間、上映が続いているという異例のロングラン状態。

脚本を務めた坂元裕二さんはインタビューで「憧れでもなく、懐かしむのでもなく、今を生きる人のための、今のラブストーリーを作りたい」と話しています。本作は禁断の愛や三角関係などのザ・恋愛ドラマといった要素を省き、まるで実在するカップルの喜怒哀楽をそのまま描いたかのようなストーリーです。誰もが共感するような悩みや不満をぶつけ合い、次第に心が離れていく主人公たちがリアルなゆえに、「カップルで観たら別れる」と噂する一部の視聴者もいたようです。

まだ映画『花束みたいな恋をした』を観たことがない方、また本記事を読んで映画『花束みたいな恋をした』に興味を持っていただけた方は、“等身大の恋模様”である本作をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です