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「まっぴらごめん」まさかのオファー拒否…“史上最恐の母親役”で一世を風靡、『伝説級ラブストーリー』の誕生秘話とは?

  • 2025.4.25

ドラマや映画には、イライラが止まらないほどムカつく姑が登場することもあります。フィクションとはいえど、とにかくイライラする嫌味ったらしい演技が物語の面白さを倍増させることも。今回は、そんな“腹立つ義母”役がうますぎる女優5名をチョイスしました。

本記事で第2弾として、加賀まりこさんをご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

貧乏少女と御曹司の恋物語!“腹立つ義母”役がうますぎる女優・加賀まりこ

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(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマ『花より男子』
  • 放送期間:2005年10月12日〜2006年3月22日
  • 役名:道明寺楓

あらすじ

神尾葉子さんの同名漫画を原作に、TBSの金曜ドラマ枠で実写ドラマ化。

貧乏な家庭に生まれた牧野つくし(井上真央)は、日本屈指のお金持ちが集まる学校・英徳学園に通う高校2年生。英徳学園には“花の4人組(F4)”と呼ばれる、特に権力や財力を持った4人の御曹司が幅を利かせていました。そんな学園に両親たっての希望で入学したつくしは、貧乏なことを隠しながらひっそりと学園生活を過ごしていました。

ある日、つくしはF4のメンバーが転校生をいじめているところを目撃します。お金持ちだからといって人を見下す態度や人権を侵害するような行動に憤りを抑えきれなくなったつくしは、F4のリーダーである道明寺司(松本潤)を殴ってしまいます。それをきっかけに、つくしはF4の標的となってしまうのでした―。

ドラマ『花より男子』で姑役を熱演!※ネタバレあり

ドラマ『花より男子』で、松本潤さん演じる道明寺司の母・楓を演じた加賀まりこさん。本作ではつくしと司は結婚していないため、楓はまだ義母ではありません。しかし、司とつくしの関係を断ち切ろうと彼女に嫌がらせをする様子は、多くの視聴者を腹立たせたことでしょう。(※つくしと司は続編のシリーズ作品で結婚)

楓は終盤にかけて、つくしに対してとんでもない嫌がらせを行います。つくしの父・晴男(小林すすむ)がリストラされたことで仕事を探す牧野家でしたが、どこに行っても門前払いされてしまいます。実は、晴男が仕事をできるようにする代わりに、つくしに司と縁を切るよう提案するために、楓が裏で手を引いていたのです。

慎ましく生きる牧野家に嫌がらせをする楓に対し、一部の視聴者は「加賀まりこの道明寺ママのキャラ、強すぎだしハマり役過ぎてもうすごくムカつく」と怒り心頭だったとか。

一方で、最終的には憎めないキャラになる楓に「加賀まりこみたいなキャラ好きなんだよな〜湯婆婆みたいに最初は性格悪いキャラで後々優しくなるタイプ」「悪役と思わせての最後、めちゃいい役なのよね〜大好き加賀まりこさん!」と絶賛する方も多くいました。

実はオファーを断っていた?!加賀まりこの今後の活躍も要チェック!

ドラマ『花より男子』で加賀まりこさんが演じた道明寺楓は、いくつもの修羅場をくぐってきた威圧感と、女性としての強さと美しさを兼ね備えた人物で、まさにハマリ役でした。しかし、実は加賀さんは「役柄を聞いたら“鉄の女”だと言われて、そんなハートのない女の人を演るのはまっぴらごめんだわって」とオファーを最初は断っていたそうです。

ところが、スタッフから「いま加賀さんが抜けたら本当に困る」と土下座する勢いで説得された加賀さんは、「道明寺のお母さんは中途半端な人ではないから、身につけるものは全部本物にして」という条件のもとオファーを受け入れたのだとか。そんな加賀さんのこだわりもあって、道明寺楓は強烈なインパクトで物語に華を添えたキャラクターになったと言えるでしょう。

今後も、女優・加賀まりこさんの“存在感抜群の演技”に注目しましょう!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です