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「これで離婚した」「たかが、じゃない」“日本中の夫婦”に突き刺さる衝撃作…“共感の声”が殺到するワケ【心にブッ刺さる名作】

  • 2025.4.24

ストーリーや登場人物の心情などから、思わず自身の過去や現在を重ねてしまうリアリティのある恋愛系のドラマや映画が人気を集めています。今回は、そんな“心にブッ刺さる”名作恋愛ドラマ・映画5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、2023年放送のドラマ『あなたがしてくれなくても』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

幸せだった夫婦がセックスレスですれ違っていく…ドラマ『あなたがしてくれなくても』

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(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマ『あなたがしてくれなくても』
  • 放送期間:2023年4月13日~6月22日

あらすじ

ハルノ晴さんの同名漫画を原作に、社会現象を巻き起こした不倫を題材としたドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』のスタッフが集結して制作された連続テレビドラマ。

建設会社で働くOL・吉野みち(奈緒)は、夫・陽一(永山瑛太)と結婚して5年経った今も、仲睦まじく暮らしています。しかし、陽一とスキンシップを取る機会は年々減っていき、2年間も体の関係がないことにみちは密かに悩んでいました。

ある日、みちは会社の後輩・北原華(武田玲奈)の勧めでムードのある下着を買うことに。ドキドキしながら帰宅したみちでしたが、「今日は遅いから別の日に」と陽一から提案されます。

そして約束の日、会社にスマホを忘れたみちが取りに戻ると、陽一から「遅くなる」という通知が来ていました。不安に駆られるみちの前に、「奥様想い」と評判の会社の上司・新名誠(岩田剛典)が現れます。実は誠も、妻である楓(田中みな実)と久しく体の関係がないいわゆる“レス”で悩んでいました―。

共感しっぱなしのセリフに胸が苦しくなる…“心にブッ刺さる”名作恋愛ドラマ『あなたがしてくれなくても』

ドラマ『あなたがしてくれなくても』は、男女の営みがない“レス”からのすれ違いで不倫に手を出してしまう男女を描いた作品。結婚生活の慣れや仕事の忙しさなどから、肌を重ねることが少なくなっていった夫婦のリアルなストーリーが「共感できる」と話題を集めました。そんな本作では、数々の心にブッ刺さるようなセリフが数多く登場します。

みちが夫の誠と不倫していることを知った楓がみちをランチに誘うシーンで、不倫した理由がセックスレスだったことを知った楓は「たかがレスごときで…」とみちに吐き捨てます。

それに対し、みちが「たかが、じゃないです。身体の関係がないことだけが辛いんじゃないです」「断られると“私に魅力がなくなったのかな”って。どんどん自信がなくなっていって。それでも毎晩ベッドに入ってドキドキしながら待つんです」と震える声で返しました。

このシーンにSNSでは、「私もこれで離婚した。私ってなんだろう?」「みちの気持ちわかる… 私って、彼のなんなんだろう… って…たたがじゃないんだよ…」「自分の気持ちと重なりすぎて涙が止まらなくなる」「新婚なのでまだ余裕でフルなんだけど、私たちもいつかはこうなる可能性も大いにあるよね」と共感するコメントで溢れていました。

ズバッと心を抉る脇役たちのセリフも見どころ!ドラマ『あなたがしてくれなくても』

みちの夫である陽一が、別の女性とワンナイトしたことをみちに打ち明けるシーンでは、みちが怒って家を飛び出すのですが、一部の視聴者は自分も不倫しているみちの感情的な行動に違和感を感じた方もいたようです。

そんな視聴者の声を代弁するかのような鋭い言葉を言い放ったのが、みちの後輩・北原華。「旦那さん、そんなに悪いことしました?先輩、気持ちわかるでしょ?浮気なんて、現実逃避以外なくないですか?つらい分だけ、遠くに逃げようとしちゃいません?」と、冷静にみちを諭す後輩の華に、「華ちゃんの言うことが全て過ぎて毎度大共感」「やっぱりこの子わかってるわ」と一部のファンはSNSで大盛り上がりでした。

脇役キャストが視聴者目線でズバズバと刺さるセリフを言っていく様子も、本作がよりリアルに感じられる要因の1つなのかもしれませんね。

まだドラマ『あなたがしてくれなくても』を観たことがない方、また本記事を読んでドラマ『あなたがしてくれなくても』に興味を持っていただけた方は、“夫婦のあり方を考えさせられる”本作をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です