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「美化しすぎ」「一番の被害者は子供」“禁断の選択”にSNS大荒れ… 人気女優「正直怖かったです」葛藤を抱えた一作とは?

  • 2025.5.3

“禁断の愛”を描いた作品は、いつの時代も観る者の感情を揺さぶります。

そこで今回は、衝撃の婚外恋愛を描いた民法ドラマを5つセレクトしました。本記事では第1弾として、ドラマ『わたしの宝物』をご紹介します。TVerの再生ランキングで総合1位を獲得した衝撃の愛憎劇とは…?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

"理想の夫"は仮面…!?モラハラ夫に追い詰められた妻の衝撃の決断

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イメージ画像:Canva
  • 作品名:ドラマわたしの宝物
  • 放送日:2024年10月17日〜12月19日
  • 主演: 松本若菜(神崎美羽 役)

専業主婦の神崎美羽は、かつてはキャリアウーマンとして活躍していましたが、子どもを望み、仕事を辞めることに。しかし、夫の宏樹は外では「理想の夫」を演じながらも、家庭ではモラハラまがいの言動を繰り返す冷たい男でした。

そんな中、美羽は中学時代に思いを寄せていた幼なじみの冬月稜と再会します。二人は次第に心を通わせ、ある夜、ついに一線を越えてしまいます。妊娠が判明した美羽は、経済的に自立できない現実から「この子を宏樹の子として育てる」と決意。冬月の子を夫の子と偽って出産する「托卵」という選択に踏み切ります。しかし、この決断が三人の運命を大きく狂わせることになるのですー。

SNSで巻き起こった視聴者の声とは?

本作のストーリーが展開する中、視聴者からは賛否の声が上がるシーンもいくつかあったようです。

第5話の雨の公園での美羽と冬月の激情的なキスシーンは、「美しい禁断の愛」「あのシーンのカメラワークが芸術的で息をのむほど美しかった」との声があがる一方、「不倫を美化しすぎではないか」という疑問の声も一部で見受けられました。

本作で特に話題となったのは、主人公・美羽の選択「托卵」をどう捉えるか。「深い母性」と捉えるのか、「道を踏み外した行為」と捉えるのか、視聴者の間でも意見が真っ二つに分かれたようです。「あなたのモラハラは消すことはできない」「モラハラした罰だと受け止めて」という声がある一方で、「嘘で夫の人生を奪ってはいけない」「わかってることは一番の被害者は子供」という厳しい指摘の声も。

最終話では「夫婦でそれが正解なら正解なのよね」「みんなお幸せに」と、ホッとした視聴者も多くいたようです。

ただの不倫では終わらない…"家族"の根底を揺るがす一作が総合1位に!

松本若菜さんは本作を振り返る中で、「やりがいを感じる一方で、正直怖かったです。挑戦的なテーマであり、肯定する人ばかりではないと思いますし、私も全肯定はできないなって」と語っています。

世間からの厳しい反応があっても、美羽を演じ切った松本さんの奮闘もあり、本作は単なる不倫ドラマの枠を超え、“家族”のあり方を深く見つめ直す作品となりました。登場人物たちの苦悩と決断を通して「もし自分だったら…」と視聴者にも考えさせるストーリー展開が話題を呼び、TVerの再生ランキングでは堂々の総合1位を獲得しています。

松本若菜さんの熱演が話題の『わたしの宝物』は、現在FODにて配信中。愛と罪悪感のはざまで葛藤する主人公の美羽を通して、「本当の愛とは何か」を問いかける本作を、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。


※記事は執筆時点の情報です