Text by 井上大輔(編集部)
日本人の母とドイツ人の父を持つミオ・バックハウスこと長田澪。
ドイツ1部のブレーメンに所属する20歳のGKで、U-20ドイツ代表としてもプレーする逸材だ。
昨季はレンタル先のフォレンダムで評価を上げ、バルセロナから関心を寄せられる存在になった。だが、ブレーメンにローンバックした今季は、守護神ミヒャエル・ツェッテラーの控えとなっており、1分もプレーしていない。
冬にはデンマークのコペンハーゲンからオファーがあったが、ブレーメンはレンタル移籍も完全移籍も拒否した。
そうしたなか、『Die DeichStube』は、「ツェッテラーを継続するか、長田に交代するか。ブレーメンは非常に大きな問題に直面している」と伝えている。
同世代のなかでも最も注目される存在のひとりである長田は、来季も控えに甘んじるつもりはなく、プレータイムを得られないのであれば退団も辞さない構えだそう。
実際、プレミアリーグとブンデスリーガのクラブからプレータイムを提供するという具体的なオファーがあるという。
長田は2027年までブレーメンとの契約があるが、再度ローン移籍するつもりはないとのこと。ただ、プレーできるならブレーメンに残りたい考えだとも。
長田には日本サッカー協会も日本代表への誘いをかけているとされるが、今夏は去就が注目されることになりそうだ。