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「快進撃すぎ」「大活躍」シーズン5“大人気ドラマ”の主演女優 “今期3つの作品”で鮮やかな演じ分け

  • 2025.4.4

江口のりこ主演の人気シリーズ『ソロ活女子のススメ』が、ついにシーズン5を迎えた。2021年の放送開始以来、主人公・五月女恵(江口のりこ)が一人でさまざまなアクティビティを楽しむ姿を通じて、「ソロ活」の魅力を広めてきた本シリーズ。第1話では、昨シーズンで台湾を訪れた恵が、今年のバースデーソロ活の舞台をオーストラリアのメルボルンへと移し、新たな旅の魅力を伝えてくれた。本レビューでは、メルボルンでの旅情、ソロ活というコミュニケーションのあり方、そしてSNS上でも「快進撃すぎる」「また観られて嬉しい!」「今期の江口のりこさん、大活躍すぎる」と評判の主演・江口のりこの演技について掘り下げていく。

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(C)SANKEI

メルボルンで味わうソロ活の「旅情」

シーズン5の幕開けとなった第1話は、メルボルンの魅力が詰まった濃密な内容だった。

オーストラリアの文化都市メルボルンは「コーヒー大国」としても知られ、現地の人々「メルバーニアン」たちの生活に溶け込んでいる。恵が訪れた街角のカフェで味わったコーヒーの深い味わいと芳醇な香りは、視聴者にもその魅力を存分に伝え、思わず「現地で飲んでみたい」と感じさせるほどだった。

さらに、メルボルンはロンドンに次いで歴史的建造物が多いとされ、歴史ある図書館や美術館などが点在している。恵が写真集を片手に街を巡る「タイムトリップツアー」は、建築物の美しさや歴史に触れながら一人でゆっくりと街を歩くという、まさにソロ活にふさわしい贅沢な時間を映し出していた。画面を通じて歴史と文化が交錯する街並みを歩く恵の姿は、視聴者にも一人旅の魅力を存分に伝えた。

また、円安や物価高の影響で海外旅行が気軽にできない現状でも、台湾やメルボルンなど近場でリーズナブルに楽しめる海外旅行を提案している点も魅力的だ。

実際、時期にもよるが、メルボルンまでの往復飛行機代は5〜6万円ほどで、国内旅行とほぼ変わらない費用感だ。初めての海外旅行や、リピートする旅行先としても現実的な選択肢であり、視聴者に新たな旅行の可能性を示したと言えるだろう。

ソロ活は新しいコミュニケーションの形

『ソロ活女子のススメ』は、単なる「一人で行動する楽しさ」を示すにとどまらず「友人関係やコミュニケーションのあり方」にも新たな視点を与えてくれる。

主人公の恵は、職場の同僚との関係性を維持しながら、自分の時間を充実させるソロ活を楽しんでいる。彼女の姿を見ていて筆者が思わず想起するのは、ドラマ『ハケンの品格』に登場した森美雪(加藤あい)というキャラクターだ。一人で外食や行動ができず、無理に合わないグループと行動を共にする森に対し、主人公の大前春子(篠原涼子)が「いっしょに同じことをするのが友達なのか」と問いかけるシーンが印象深い。

恵の行動は、まさにこの問いへの回答に思える。リアルタイムで体験を共有しなくとも、一人で過ごした時間や体験をあとから語り合うことで十分に豊かな人間関係を築ける

第1話では、恵自身が『孤独のグルメ』の井之頭五郎を引用し、メタ的な視点で自身のソロ活を語っている場面があった。こうしたコミカルな演出を通じて、視聴者に「一人で行動すること」の楽しさや深さを改めて気づかせてくれる。

江口のりこが見せる多彩な演技

主演の江口のりこは、今期さまざまなドラマで幅広い役柄を演じており、その多彩な演技力に注目が集まっている今期出演するドラマ『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』や朝ドラ『あんぱん』でも、それぞれ全く異なるキャラクターを鮮やかに演じ分けているのだ。

『ソロ活女子のススメ』では内面的な豊かさや微妙な心の機微を、抑制された表情や自然な所作、モノローグで表現していて、そのリアリティある演技が作品の魅力を一層引き立てている

『ソロ活女子のススメ』シーズン5の第1話は、メルボルンという新たな舞台でソロ活の魅力をさらに深めた。主人公・恵が一人旅を通じて自身の世界を広げていく姿は、多くの視聴者に共感と新しい発見をもたらしてくれる。これからも恵がどんなソロ活を体験し、どのような気づきを得るのかが楽しみである。



ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。X(旧 Twitter):@yuu_uu_