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「森下脚本、凄まじい」人気脚本家による“怒涛のストーリー展開”に視聴者ザワつく… 大河ドラマの“狂気のシーン”が話題に

  • 2025.4.3

横浜流星さんが主演を務めるNHK大河ドラマ『べらぼう』(毎週日曜よる8時)の第13回「お江戸揺るがす座頭金」が3月30日に放送されました。
鱗形屋(片岡愛之助)が再び偽板の罪で捕まったことを聞いた蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)。そんな中、瀬以(小芝風花)は鳥山検校(市原隼人)から大量の本を贈られます。しかし瀬以の反応に複雑な思いを抱える検校は、ついに感情を露わに声を荒げました。

市原隼人の演技に絶賛の声

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『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』3月30日日放送(C)NHK

鱗形屋(片岡愛之助)が再び偽板の罪で捕まったことを聞いた蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)。あちこちで借金を重ねていた鱗形屋が苦し紛れに罪を犯したことを知ります。

そんな中、鳥山検校(市原隼人)から大量の本を贈られた瀬以(小芝風花)。「これは退屈する暇がなさそうにございます!」と喜びますが、検校の表情を見て即座に「旦那様がおられぬ時のことにございます」と訂正。しかし検校は「そなたは吉原に戻りたいのか?」「なぜ吉原の者たちとおる時のように声が弾まぬ」と瀬以に詰め寄ります。瀬以は吉原の者へは親兄弟に似た親しみがあると説明しますが、検校は「所詮わしは客ということか?」「嘘ばかりの女郎声など聞きとうない!」と声を荒げました。

以前より、蔦重といるときと自分といるときの瀬以の姿の違いに複雑な思いを抱えていた検校。ついに感情を露わにさせたシーンに、SNSでは「嫉妬に狂いそうな気持ちがすごい伝わってきた」「察しが良すぎて自分で首絞めてる」といった感想が続出。「市原隼人の演技が絶品」「演技からひしひしとクレイジーさが伝わる」と、これまでのイメージを覆すような役作りで検校を演じる市原隼人さんに、絶賛の声が相次いでいます。

また、検校が瀬以へ本を贈ったことについて「あの書庫さぁ…朗読してほしかったんじゃないかなぁ…」「『瀬川(瀬以)が読んでくれて2人で楽しめる』を期待したのかもしれない」「辛いですね」といった考察も広がりました。

検校に本音を打ち明ける瀬以

瀬以の持ち物から何冊もの蔦重の本を発見し、蔦重を屋敷に呼び出した検校。瀬以の元を訪れ、不義密通の罪で蔦重を切ることになるかもしれないと話します。

蔦重との関係を否定する瀬以ですが、検校は、瀬以の心は蔦重にあると指摘。「お前は骨の髄まで女郎だな」となじられた瀬以は、「重三はわっちにとって光でありんした」「重三を斬ろうがわっちを斬ろうがその過去を変えることはできんせん!」と本音を吐き出します。また、検校が自分を大切にしてくれていることや、自分の振舞いが検校を傷つけていることも分かっており「今や抱いたとて栓ない主さんを傷つけるばかりのこの思い、こんなものは消えてしまえと、わっちとて願っておるのでありんすよ」と涙ながらに訴えました。

SNSでは「命がけの力説に感動した」「廓言葉でなければ検校に自分の本音を伝えられない瀬以、悲しいよ…」「切ない回だった」との感想が続出。「蔦重と瀬以を結ぶのが鳥山検校が絶対見ることができない『本』なのがキツい」「残酷すぎる話…」「森下脚本、凄まじい」と切ない展開を魅せるストーリーに心を痛める視聴者も多いようでした。

NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』 毎週日曜よる8時放送
NHKプラスで見逃し配信中


ライター:あいな
関西在住のフリーライター。主にエンタメや保育についての記事を執筆。読書、ドラマ、アイドル好き。日々育児に奮闘中。