1. トップ
  2. 主人公が口にした“聞き覚えのある一言”に視聴者からざわつき…「コナンより前に存在した」「元祖」

主人公が口にした“聞き覚えのある一言”に視聴者からざわつき…「コナンより前に存在した」「元祖」

  • 2025.5.13
undefined
(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

青山剛昌による漫画を原作としたTVアニメ『真・侍伝 YAIBA』。第4話では、風神剣の力を手に入れた鬼丸猛(おにまるたけし)が国会議事堂を襲撃し、日本を自分のものにしようと動き出す。また、本作の後に放送される『名探偵コナン』の主人公・江戸川コナンの“定番”とも言える「バーロー」というセリフを鉄 刃(くろがね やいば)が口にし、SNSで反響を呼んだ。

変貌した鬼丸の“悪役ムーブ”がとまらない!

undefined
(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

宮本武蔵から修行を受ける刃のもとに、あやしい2人組が訪れる。その正体は、鬼丸につかえている「八鬼」のメンバーであるゲロ田ゲロ左衛門と、ジュリアス・ズポポタマス三世だった。名前に大笑いしてしまう刃だが、笑って相手を油断させる技「笑剣」で敵を倒していく。

そんななか、鞘から雷神剣を抜き、またしても暴走してしまう刃。武蔵が暴走を止めようとするが、刃は元の姿に戻らない。「一時休戦じゃ。このままでは貴様らもやられるぞ!」武蔵はそう言うと、敵であるゲロ左衛門と共闘し、なんとか刃を食い止めようとする。

武蔵が刃に一撃を食らわそうとすると、雷神剣から球体がとれ、正気に戻る刃。どうやら、はずれた球体が雷神剣の力の源のようだ。共闘によって情がわいたのか、ゲロ左衛門は刃たちに攻撃できなくなる。見かねたズポポタマス三世は刃に襲いかかるが、高速回転する雷神剣を使った「せんぷう剣」によって体を真っ二つに斬られ、変身前のただのヘビの姿に戻ったのだった。

一方、国会議事堂を襲撃し占拠した鬼丸。彼は、日本を征服しようとしているようだ。そして、刃のもとに八鬼を刺客として送り、雷神剣も奪おうとしている。鬼丸に対しSNSでは「思ったよりガッツリ悪役ムーブかましててびっくり」「もうライバルじゃなく完全に邪悪な敵だな」「あんなことやっちゃったら元に戻れなくない?」「最初登場した時はこんなガッチリ悪役になるとは思わなかった」との声があがった。

『名探偵コナン』より前からあった!鉄板セリフ「バーロー」

undefined
(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

戦闘中、峰さやかを人質にとり「小僧!この娘の命が惜しければ雷神剣を渡せ!」と言うズポポタマス三世に、刃が「バーロー。んな簡単に……」と歯向かう場面があった第4話。このセリフに既視感を覚えた視聴者も多かったのではないだろうか。

刃役と『名探偵コナン』に登場する江戸川コナン役を務めるのは、どちらも声優・高山みなみだ。そして、「バーロー」はコナンの“お決まり”とも言えるセリフ。『真・侍伝 YAIBA』と『名探偵コナン』はどちらも作者が青山剛昌という共通点や、放送する時間帯が連続しているという大きな特徴がある。ふとした瞬間に感じる両作のシンクロが面白い。

刃の口から飛び出した「バーロー」についてSNSでは「元祖バーロー回」「バーローってYAIBAの頃からあるのね」「コナンより前に存在した」との声があがった。原作漫画である『YAIBA』は、『名探偵コナン』より前の1988年より連載されていた。セリフひとつとっても、青山作品の歴史を感じる。

八鬼を刺客に送ったうえに、国会議事堂を襲う鬼丸の悪役っぷりが印象的だった第4話。SNSでは「回を増すごとにおもろ」「全てが素晴らしい出来!」「いよいよ始まったねって感じ」との声が。ストーリーとともに『名探偵コナン』との共通点やルーツを探すのも、本作の楽しさだ。


真・侍伝 YAIBA
ABEMAにて毎週土曜22:30より最新話を無料放送
[番組URL]https://abema.tv/video/title/2-29
【(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会】

ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari