多部未華子さんが主演を務める、TBS火曜ドラマ『対岸の家事』(毎週火曜よる10時)第1話が4月1日に放送されました。
孤独な日々に寂しさを感じる専業主婦・村上詩穂(多部未華子)。子育て支援センターで知り合った、育児と仕事の両立に燃えるママ・長野礼子(江口のりこ)からは絶滅危惧種扱いされてしまいます。第1話では専業主婦と兼業主婦のリアルな描写に、SNSから共感の声が多数集まりました。
専業主婦は絶滅危惧種!?
村上詩穂(多部未華子)は、夫・虎朗(一ノ瀬ワタル)と、娘・苺(永井花奈)と暮らす“専業主婦”。過去の経験から「自分は2つのことが同時にできない」と感じている詩穂は、自ら専業主婦を選んだものの、孤独な日々に悶々としながら過ごしていました。
ある日、子育て支援センターへ出かけた詩穂は、育児と仕事の両立に燃えるママ・長野礼子(江口のりこ)から声をかけられます。しかし礼子は、専業主婦をしているという詩穂を絶滅危惧種扱いし、2人の間には深い溝ができることに。さらにその後、礼子が詩穂のマンションの隣に引っ越してきたことで気まずい生活がスタートします。
来る日も来る日も娘と2人で公園に行き、孤独に家事をこなす詩穂。ふとした瞬間に「あれ?今日もまた誰とも喋ってない!?」と気づき、確かに専業主婦は絶滅危惧種であることを実感します。
SNSでは孤独な専業主婦・詩穂に「子育てで仕事を辞めて専業主婦になった昔の自分と重なる」「共感しかない」「経験した人には刺さりすぎる」との声が続出。
ワーママの日常に共感の嵐
ある日、詩穂が帰宅すると、隣のベランダで礼子の長男・篤正(寿昌磨)が身を乗り出しているのを発見。玄関にいた礼子に声をかけると、篤正の妹・星夏(吉玉帆花)の発熱で小児科に向かう途中に保険証を忘れたことに気づいて取りに帰って来たが、先に家に入った篤正に閉め出されたとのこと。詩穂は慌ててベランダに戻り、何とか篤正を助けます。詩穂は礼子が星夏を小児科に連れていく間、篤正を家で預かることに。
小児科から帰って来た礼子は、詩穂から保存容器に入ったカレーをもらって帰宅。しかし日々時間に追われながらの仕事と育児の両立で疲れ切っている礼子は、言うことを聞かない篤正を感情的に怒鳴りつけてしまいます。さらに詩穂からもらったカレーをぶちまけてしまい、壁も床もカレーまみれに…。
あまりにもリアルな働くママの日常に、SNSでは「キツイ、心エグられる」「見てるだけで苦しい」「涙が止まらなかった」と、強く共感する声が寄せられました。
専業主婦と兼業主婦のリアルな日常と心情が描かれた第1話。SNSでは共感の声が相次ぐ中、終盤には詩穂と礼子がお互いの心を通わせるシーンも。異なる立場にいながらもそれぞれ抱えているものがあるというメッセージに、SNSでは「みーんな偉いんだよ。みーんな頑張ってる」「自分にも他者にも優しくしたくなる、困っている人に手を差し伸べたくなるドラマだった」「ただのママドラマじゃない」と、期待の声が集まっています。
TBS系 火曜ドラマ『対岸の家事』 毎週火曜よる10時
ライター:あいな
関西在住のフリーライター。主にエンタメや保育についての記事を執筆。読書、ドラマ、アイドル好き。日々育児に奮闘中。