「嫌だよ帰らせて！」骨折で入院中の99歳患者→看護師が“夕食”の話をすると…あっさり承諾したワケ

整形外科で働く看護師のエピソード。病棟に入院している患者のおばあさんに、いつも通り声をかけたのですが…？

99歳のお婆さん

看護師の女性は整形外科の病棟で働いています。ある日、入院患者さんに声をかけて回っていると、1人の高齢のおばあさんがこんなことを言いました。「お世話になりました。いい旅館でたくさん思い出が出来ました」「帰らせてもらいます」

…え、自分は旅行中だと思い込んでいる！？99歳だしそういうこともあるのかしら。いやいや、だからといってまだ骨折もしているし帰すわけにもいきません。なんとか止めなければ、と看護師は困ってしまいます。

そこでとっさに出た言葉は「もうすぐ夜ご飯ですから」「美味しいですよ〜」。…こんなことで留まってくれるのか？と思いきや、おばあちゃんからは意外な反応が！「えっ？栗ご飯？」なんと夜ご飯と栗ご飯を聞き間違えているようです…！

「栗ご飯なら食べて帰ろうかしら」と、そのままベッドに戻ってくれてひと安心。もちろん出るのは栗ご飯ではありませんが、おばあちゃんの食欲に救われました。食いしん坊なおばあちゃん、元気に回復してほしいですね！

作画：青木ぼんろ（@aobonro）

※本記事は媒体独自に募集した体験談を元に構成しています。