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しわしわに乾燥した『サツマイモ』、まだ食べられる? 農業のプロの回答は

  • 2026.11.5

冷蔵庫の奥やキッチンの片隅に置いたまま、気づけばしわしわになっていたサツマイモ。

「まだ食べられるのかな…」と、迷った経験はありませんか。

見た目が変わると、傷んでいるのではないかと心配になりますよね。

そこで、農業体験や貸し農園事業を展開する株式会社マイファームの松岡龍哉さんに、乾燥したサツマイモが食べられるかを見極めるポイントと、おいしく食べるコツを教えてもらいました。

しわしわになったサツマイモ、まだ食べられる?

――長く置いて、乾燥してしまったサツマイモでも食べられますか。

傷んでいなければ、食べられます。

サツマイモは寒さにも乾燥にも弱いため、冷蔵庫や風通しのよすぎる場所に置くと、傷んだり、水分が抜けたりしやすくなります。

水分が抜けると甘みや食感が落ちるので、食べるなら早めがおすすめです。

ただし、変色やカビ、腐敗が見られず、乾燥しているだけというケースは、それほど多くないかもしれません。しわしわになっている時は、単に乾燥しているのか、傷んでいるのかを見極めることが大切です。

撮影:LUIS FIELD

――食べられるものと処分するものは、どこで見分ければよいでしょうか。

まず、皮や切り口が黒や茶色に変色していないかを確認してください。

全体がやわらかくなっていたり、ぬめりが出ていたりするものは、傷んでいる可能性が高いため、処分しましょう。酸っぱいニオイがするものや、カビが見えるものも同様です。

一方、皮にシワが寄っていても硬さが残っており、切った時に中がきれいな色であれば、食べられるケースが多いです。

――乾燥したサツマイモは、水に浸けると元に戻りますか。

葉物野菜などは、水に浸けるとシャキッとすることがあります。これは、葉や切り口から吸収した水が、水分を失った細胞に行き渡り、ハリが戻るためです。

一方、サツマイモは、土の中で養分を蓄える野菜です。皮がレインコートのような役割を果たし、中の水分を守っています。収穫後も少しずつ呼吸をしながら、長く保存できるのが特徴です。

葉物野菜とはつくりが違うため、水に浸けて元の状態に戻す方法は、一般的ではありません。

――水分が抜けて乾燥したサツマイモを、おいしく食べるコツはありますか。

水分が抜けたサツマイモは、丸ごと焼き芋にするとパサつきやすいため、あまりおすすめできません。

調理前に小さく切り、水に浸けて少し水分を補うなど、工夫するとよいでしょう。

また、スイートポテトやポタージュなど、バターや砂糖、牛乳を使う料理にするのもおすすめです。パサつきをカバーでき、おいしく食べられます。

撮影:LUIS FIELD

食べられるかは状態を確認 調理の工夫でおいしい一品に

冷蔵庫の奥から出てきたしなしなのサツマイモは、食べられるのか迷ってしまうものです。

見た目だけで判断せず、状態に合った使い方を考えてみてはいかがでしょうか。それだけで、最後までおいしく食べきれそうです。

次に見つけた時は、捨てる前に、ぜひ試してみてくださいね。

取材協力 松岡龍哉(まつおか りゅうや)

株式会社マイファーム R&Dソリューション部 神栖農場担当。
⇒体験農園マイファーム
⇒マイファーム公式YouTube

[文・構成・取材/LUIS FIELD]

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