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彼女への「おやすみ」の句点を打った覚えがない俺→送信履歴を見返して気づいた、ひと月前からの毎日

  • 2026.11.7
ハウコレ

「私、何かしちゃった?」目覚ましを止めて開いた画面には、彼女の言葉と、俺が送ったはずの句点だらけの「おやすみ」が並んでいました。
カーテンの隙間が白み始めた部屋で、目覚ましの音に飛び起きました。ひと月前から、これが俺の毎日でした。付き合って1年になる彼女には、その理由をまだ話していませんでした。

ひと月前に始めたもうひとつの仕事

彼女とは離れて暮らしていて、会えるのは週末だけです。前に彼女が「毎日会える距離だったらいいのにね」とこぼしたことがあり、俺は彼女の住む町へ引っ越す資金を貯めると決めました。そこで、本業の前に荷物の仕分けのアルバイトを入れたのです。準備が整ってから伝えて驚かせたくて、彼女には話していませんでした。
寝る時間は削るしかありません。それでも、彼女との寝る前のやりとりだけは削りたくありませんでした。彼女はその日あったことを楽しそうに送ってきます。そこで「眠いから先に寝るね」と切り上げたら、理由を聞かれる気がしました。
だから、まぶたが重くなっても普段どおりの調子で返信を続けました。最後に「おやすみ」と送ることだけは、毎日欠かさないと決めていました。

打った覚えのない句点

彼女に指摘されてから送信履歴を見返して、ようやく分かりました。
「おやすみ。」
「おやすみ。。」
「おやすみ。。。」
どれも、打った記憶がほとんどありません。うとうとしながら句点のキーを何度も押して、そのまま送っていたのです。
最初の句点がついたのは、アルバイトを始めて数日目の頃。日を追うごとに疲れがたまり、句点の数もひとつずつ増えていきました。並んだ句点は、そのまま俺の限界を表していたのだと思います。

5つ目の句点のあとで

句点が5つになった日は仕分けの荷物が多く、特にきつい一日でした。彼女に返信していたところまでは覚えていますが、その先の記憶がありません。
目覚ましで起きると、彼女からメッセージが届いていました。
「最近、おやすみの句点が増えてるよね。私、何かしちゃった?」
その上には、俺が送った「おやすみ。。。。。」。句点が5つ並んでいました。
彼女はこれを、怒りの印だと受け取っていたのです。俺が眠り込んでいる間、彼女はずっと考え込んでいたのかもしれません。

そして...

アルバイトへ向かう電車で、急いで返信しました。
「ごめん、ちゃんと説明させて。今日の帰り、電話してもいい?」
帰り道の電話で、俺はアルバイトのことも、句点の正体も全部話しました。引っ越しの資金が半分まで貯まっていることもです。彼女は少し間を置いて「眠いなら眠いって言ってよ」と笑いましたが、その声はいつもより小さく聞こえました。
今は眠くなったら、素直に「先に寝るね」と送っています。あの5つの句点は怒りの印ではなく、彼女の町へ近づくために削った眠りの跡だったのです。
(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

彼からの「お前のメッセージ、重いんだけど」に、スタンプ1個で返しつづけた→1週間後、長文が届いた

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