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「あなたたちも、もっと稼がないとね」収入にまで口を出す義母。次の食事で夫が伝票を手にして言ったこと

  • 2026.11.4

食事のたびに聞かされた自慢

私の実家では、一緒に食事をすると、会計はほとんど両親が払ってくれます。

一方、夫の実家との食事や買い物では、いつも半分ずつ負担していました。

大人なのだから、親に頼りすぎるのもよくありません。

割り勘自体に不満があったわけではなく、義実家へ行くときには、私も毎回手土産を持参していました。

ただ、ひとつ気になっていたのが、義母のお金に関する自慢話でした。

ある日の昼、義両親とレストランで食事をしていたときのことです。

向かいに座る義母が、得意げな表情で話し始めました。

「うちはお金には困ってないのよ」

「この前も、旅行でいちばんいい部屋に泊まったの」

隣の義父は穏やかにうなずいています。私は笑顔を作って相づちを打ちました。

「すてきですね」

すると義母は、私たちに向かって言いました。

「あなたたちも、もっと稼がないとね」

悪気はないのかもしれませんが、収入のことまで言われると、あまりいい気分はしません。

やがて食事が終わり、店員さんが伝票を置いていきました。

義母はそれをちらりと見ると、いつもの調子で言いました。

「じゃあ、いつもどおり半分ずつね」

夫が財布を取り出し、私も何も言わずにうなずきました。

帰りの車の中でも、義母の言葉が頭から離れませんでした。

割り勘が嫌なわけではありません。でも、お金に余裕があるという話を何度も聞いたあとで、私たちの収入にまで口を出されることには、どうしても引っかかってしまいます。

自分の実家と比べてしまうことにも、少し後ろめたさを感じていました。

伝票を手にした夫のひと言

しばらくたった別の日の昼、再び義両親とレストランで食事をしました。

私は夫の隣に座り、向かいには義母と義父が並んでいました。

料理が届くと、義母はまたお金の話を始めました。

「この前なんて、新しい時計を迷わず買ったのよ」

私はいつものように相づちを打ちながら、話を聞いていました。

そして食事が終わり、伝票が運ばれてきたときです。

義母が何気なく言いました。

「じゃあ、半分ずつね」

すると、夫が伝票を手に取りました。

「それなら、今日はごちそうしてよ」

「え?」

義母が驚いた顔で夫を見ました。私も、思わず夫のほうを向きました。

夫は落ち着いた口調で続けました。

「いつもお金には困ってないって言ってるだろ。たまにはいいかなと思って」

義母は何も言わず、夫の顔を見ています。

「妻の実家では、いつもごちそうになってるしさ。妻もこっちに来るたびに手土産を持ってきてるんだよ」

夫は少し間を置いて、言いました。

「毎回払ってほしいわけじゃないよ。でも、たまにはごちそうしてくれてもいいんじゃない?」

義母は何か言いかけましたが、結局、口を閉じてしまいました。

さっきまでの得意げな表情は消え、目を伏せています。隣のテーブルのお客さんも、ちらりとこちらを見ていました。

少し気まずい沈黙が流れたあと、義父が頭をかきながら口を開きました。

「まあ、今日はうちが払うよ」

義母は何も言い返さず、膝の上でハンカチを握っていました。

私は夫の横顔を見ながら、少し驚いていました。

夫も、義母の言動を気にしていたのでしょうか。私が口に出せずにいたことを、代わりに伝えてくれたようで、うれしかったです。

それ以来、義母が食事の席でお金の自慢をすることは、ほとんどなくなりました。

伝票が来ても、以前のように「半分ずつね」と真っ先に言うことはなく、黙って義父の手元を見ています。

あの日、夫が自分の言葉で伝えてくれたことが、私には何よりうれしい出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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