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東京の次は香港。ザ・ウィークエンド、フェイ・ウォンの名曲で新曲

  • 2026.11.1

来日公演では日本へのラブレターのような曲を届けたザ・ウィークエンドが、今度は香港に向けて1曲をつくった。11月1日午前1時、フェイ・ウォンの名曲「季候風」をそのまま取り込んだ新曲「HONG KONG (feat. 王菲季候風)」が予告なしで配信された。配信はアジア地域だけに限られている。(フロントロウ編集部)

香港4公演の初日にステージで初披露

この曲が最初に鳴ったのは、10月24日にカイタック・スタジアムで行なわれた香港公演の初日。4公演が組まれた香港でのステージの幕開けに、まだ世に出ていない新曲として披露された。

ザ・ウィークエンドがそのパフォーマンスをInstagramのライブ配信で見せると、映像の再生回数は1,800万回に達し、100万を超えるいいねが集まった。香港の街と、そこで育まれてきた音楽へのトリビュートとして書かれた曲が、現地のファンの熱を受けて正式にリリースされた形だ。

ザ・ウィークエンド「HONG KONG (feat. 王菲季候風)」アートワーク
画像提供:ユニバーサル ミュージック

1993年の「季候風」を広東語の歌声ごと使用

曲の芯になっているのは、フェイ・ウォンが1993年に発表したヒット曲「季候風(Monsoon)」。サンプリングにはオリジナルの音源と、広東語で歌われたボーカルがそのまま使われている。

ザ・ウィークエンドは以前から、広東ポップスとウォン・カーウァイ監督の映画が好きだと公言してきた。フェイ・ウォンが出演したウォン・カーウァイ作品もそのなかに含まれる。

ジャケットにもその愛情が表れている。使われたのは、フェイ・ウォンとトニー・レオンが出演した『恋する惑星』で撮影監督を務めたクリストファー・ドイルの個人コレクションから選ばれた、香港の風景を写した写真だ。

マスク姿のザ・ウィークエンドのアーティスト写真
photo credit: Sebastien Nagy

33年前の原曲が中国のチャートで再浮上

新曲が話題になるにつれて、原曲にも再び光が当たった。中国のメディアは、「季候風」がQQ MusicとNetEase Cloud Musicの急上昇チャートで1位になったと伝えている。Shazam Chinaのデイリーチャートでは前日から15ランク上げて3位に入り、10月28日にはApple Music Chinaで3位を記録。Spotify Hong Kongでもトップ10に名を連ねた。

Douyinでも反応は大きかった。「今度の季節風は特に強く吹いている」という関連トピックが10月28日の公式ホットリストで8位に入り、ザ・ウィークエンドが投稿した香港関連のポストは28.8万件を超えるいいねを集めて、エンターテインメントチャートのトレンド1位に。YouTubeではフェイ・ウォンのオリジナルのミュージックビデオにも、再生とコメントが増えているという。

ネオンの灯る店内でサングラスをかけたザ・ウィークエンド
画像提供:ユニバーサル ミュージック
ブラウン管の映像をのぞき込むザ・ウィークエンド
画像提供:ユニバーサル ミュージック

記録ずくめのツアーは残り2公演

「HONG KONG」は、2022年から続く「After Hours Til Dawn Stadium Tour」の締めくくりに置かれる曲でもある。このツアーは累計の興行収入が10億ドルを超え、動員は750万人以上。男性ソロアーティストとして史上最高の興行収入を記録している。

ツアーで初めて組まれたアジアレグは、各地のチケット需要の高さを受けて当初の11公演から17公演に拡大された。来日公演では、ザ・ウィークエンドが高橋洋子の「残酷な天使のテーゼ」をサンプリングした新曲「Tokyo」を披露して話題を呼んだばかり。訪れた街の音楽を自分の曲に取り込む試みは香港でも続いた。

ツアーは11月4日と5日、マレーシアのクアラルンプールで開催される2公演で幕を閉じる。

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