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彼女に「お前の隣の男、誰?」と送った俺。友人から回ってきた写真に、知らない男が添えていた一言

  • 2026.11.1
ハウコレ

大学時代の友人から、1枚の画像が届きました。座敷に並んだ3人の真ん中で笑っているのは、彼女。その隣では、見たことのない男が彼女のほうへ体を傾けて、ピースサインを作っていました。ただ、俺の目を止めたのは、写真そのものではありませんでした。

友人の文面に書かれていた一言

「これ、彼女さんだよね?フットサル仲間が上げてた。『今年一番お世話になった人と』って書いてある」

そう書いてきた友人は以前、俺たちと3人で食事をしたことがあり、彼女の顔を覚えていたそうです。写真を上げたのは、彼女の隣に写る男。友人のフットサル仲間で、彼女と同じ会社に勤めているらしい、とだけ書かれていました。

今年一番お世話になった人。3人の写真で男がそう書くなら、相手は隣で笑っている彼女だろうと思いました。

付き合って2年になるのに、俺は彼女の職場の人の名前を1人も知りません。忘年会のことも、「行ってくるね」の一言で聞いただけでした。知らない場所で、知らない男が彼女を特別に思っている。気づけば、同じ写真を何度も拡大していました。

打っては消した末に送ったメッセージ

「この人、誰?」「楽しそうだね」。何度か打っては消して、最後に残ったのは一番強い言い方でした。動揺していると思われたくなくて、平気なふりをしようとしたら、普段は使わない「お前」が混ざっていたのです。

画像を保存して彼女に送り、続けて打ちました。

「お前の隣の男、誰?」

返事は、少し間を置いて届きました。

「部署の後輩だよ。どうしたの?」

毎日顔を合わせている後輩。安心できるはずの答えなのに、また写真を開いてしまいます。

「仲いいんだな」

送ってから、責めるような文面だと気づきました。そこへ、彼女から次のメッセージが届きます。

「この写真、どこで見たの?」

答えられなかった理由

友人から回ってきた、と書けば済む話でした。けれど、知らないところで回ってきた写真に振り回されている自分を、文字で説明するのが情けなかったのです。

「今度会ったときに話す」

返ってきたのは、「わかった」の一言だけでした。

週末、彼女に会うなり、まず「お前」と送ったことを謝りました。彼女はうなずいて、「あれはちょっと怖かった」とだけ言いました。

友人とのやりとりを見せようとスマホを取り出すと、彼女は首を振ります。そして、隣に写っていた後輩のことを話してくれました。

「その子、私が1年教育係をしてた後輩なの」

今年一番お世話になった人。あの一言は、そういう意味だったのです。俺は少し考えてから、「そっか」と笑いました。

そして...

写真をどこで見たのか、彼女はそれ以上聞いてきませんでした。だから次は、聞かれる前に自分から話すつもりです。

今は、彼女が職場の話を始めたら、スマホを置いて最後まで聞くようにしています。後輩の名前も、ようやく覚えました。あの写真は、まだ俺のスマホに残っています。

(20代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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