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「うちの子どうですか」はもったいない!『3つの質問』で15分の個人面談を有意義にする

  • 2026.10.31

・個人面談で先生の話にうなずいているうちに、時間が終わってしまった。

・面談の帰り道、学校での様子を聞きそびれたことに気づいた。

このように、面談を終えてから「本当はもっと聞きたいことがあったのに」「10分で何を話せばよかったんだろう」とモヤモヤしてしまう保護者もいるでしょう。

ですが、限られた時間で何を話せばいいか迷うのは、決して珍しいことではないのです。

本記事では、元小学校教員の筆者が、先生が面談で保護者から聞きたいことや、事前にメモしておきたい質問、遠慮せずに相談するコツについて解説します。

教員が知りたいのは「家での様子」

教員が個人面談で保護者から一番聞きたいのは、子供の家での様子です。

私自身も小学校で教員をしていましたが、学校で担任が見られるのは、子供の一面にすぎません。

家で夢中になっていることや、最近気にしている様子などが分かると、学校での声かけや関わり方を考えやすくなります。

※写真はイメージ

実は面談の前は、教員のほうも緊張しています。

私も「子供が家で『先生の○○が嫌だ』『前の先生のほうがよかった』と話していないかな」と、内心ドキドキしながら保護者を待っていました。

ですが本音を言えば、子供が家で学校のことをどう話しているのかこそ、聞かせてほしいと思っていました。不満も含めて分かれば、その子への接し方を見直せるからです。

面談前にメモしておきたい3つの質問

面談は10〜15分ほどしかありませんが、聞きたいことを先にメモしておけば、帰り道に「聞きそびれた」と悔やまずに済みます。メモしておきたい質問は、主に3つです。

質問1.今、力を入れたほうがいいこと

「今、家で力を入れたほうがいいことはありますか?」と聞いてみてください。

「うちの子、どうですか?」とだけ聞かれた時、私は「落ち着いて、楽しそうに過ごしていますよ」などと全体の様子を伝えてから、授業や休み時間のエピソードを話すようにしていました。

ただ、質問の範囲が広い分、学校での話だけで時間が来てしまうこともありました。

聞きたいことを絞ってもらえると、次のように、家庭で取り組めることを具体的に伝えられます。

・「惜しい計算ミスが見られるので、ご家庭でも算数ドリルを少しずつ進めてみてください」

・「提出物を忘れがちです。前日に一緒に確認してみてください」

※写真はイメージ

質問2.家と学校での様子の違い

「家では○○なんですが、学校ではどうですか?」と、家での様子を先に伝えてから聞く方法もおすすめです。

以前、面談でAさんの保護者から「家ではとても静かなんです」と聞いて、驚いたことがあります。

Aさんは学校では授業中に席を立ったり、友達に話しかけたりと、なかなか落ち着かない子だったからです。

後日、Aさんに「おうちでは静かに過ごしているんだってね」と冗談まじりに伝え、「学校でも落ち着いて頑張る姿を見せたら、お母さんもきっと喜ぶね」と問いかけてみました。

ただ叱るよりもずっと素直に耳を傾けてくれて、それ以降は落ち着いて授業を受ける姿が見られるようになりました。

家での様子を聞いていなければ、注意するだけで終わっていたと思います。保護者にとっては何気ない家での話でも、教員にとっては声のかけ方を考えるヒントになるのです。

質問3.友達との関わり

家からは見えにくいのが、学校での友達との関係です。「仲のよいお友達はいますか?」「休み時間はどう過ごしていますか?」と聞いてみてください。

ある面談で仲のよい友達の名前を伝えたところ、保護者が「その子と仲がいいなんて、知りませんでした」と驚いていました。

同じゲームが好きで、休み時間はよくその話で盛り上がっていたのです。

家で学校の話をあまりしない子でも、友達の名前が1つ分かれば、「今日は○○さんと何を話したの?」と会話のきっかけが生まれます。

※写真はイメージ

教員への相談は遠慮しなくていい

とはいえ、「こんなことまで相談したら、先生に迷惑かも」と遠慮してしまう人もいるかもしれませんね。

ですが、私は気になっていることを早めに話してもらえるほうがありがたいと感じていました。前もって知っていれば、学校でもその点を気にかけて見守れるからです。

面談の終わりに「ほかに、先生から見て気になる点はありますか?」と聞いておくと、教員が伝えそびれていたことも話してもらいやすくなります。

子供も同席する面談では、「5分だけ、先生と2人でお話しできますか?」とお願いする方法もあります。

子供の前では話しにくい相談も、落ち着いて伝えられるでしょう。

個人面談は、学校での様子を聞き、家での様子を伝える時間です。当日は、聞きたいことのメモに、最近家であった我が子の出来事を1つ書き添えて持っていってみてください。

[文/川田幸寛 構成/grapeライフハック編集部]

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