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長芋は皮むき不要?手がかゆくなりにくい短冊切りのコツ

  • 2026.10.30

長芋を切るとき、ぬるぬるしてすべったり、手がかゆくなったりして困ったことはありませんか?料理に関するちょっとしたお悩みに、人気料理研究家・井上かなえ(かな姐)さんが答える公式連載。今回は、長芋を皮付きのまま食べられるのかを実際に検証!手がかゆくなりにくい短冊切りのコツや、気になる変色についてもご紹介します。

こんにちは!かな姐です。

自分が何を食べたいのかわからない日ってありませんか?お腹もそんなにすいてないし…っていうそんな日でも、どうしても晩ごはんを抜くことができずに、いつも通り時間が来たら食べてしまう、そんな食いしん坊なわたしです(ちっとも痩せないけど健康です笑)。

さて、今回の読者さまからのご相談はこちらです。

長芋を生のまま短冊切りにして、しょうゆをかけて食べたいのですが、ぬるぬるしてすべるため、皮をむくのも切るのもうまくできません。手もかゆくなってしまいます。 手がかゆくなりにくく、長芋を安全にきれいな短冊切りにする方法を教えてください。 また、切った長芋が変色しにくくなる方法も知りたいです。

長芋を生のまま短冊切りにして食べたいんだけど…というご相談。

わたしも長芋の皮をむくとき、うっかり手首あたりにぬるぬるがついてしまったら、かゆくてかゆくて、それこそ赤くなるまでかきむしってしまうのでよくわかります。

なるべく長芋に触らずに皮をむく方法なのですが、

このようにフォークを刺して持つと、長芋に直接触ることなく、ピーラーで簡単に皮をむくことができます。

長芋の変色を防ぐには酢水にさらすのが一般的かなと思い、実際に比べてみました。右側は酢水にさらしてざるに上げたもの、左側は切ったまま何もせずに置いた長芋です。

30分後に見てみると…

なぜか酢水につけたほうが一部変色してしまっていました。

しかし、全体が変色しているというよりは一部分だけ。もしかすると、売られているときに切り口に近かったほうだけ変色してしまったのかなと感じました。

それと、酢水につけたほうの長芋はしょうゆをかけて食べてもあまりおいしくなかったので、実験やり直しです。

これはもしかして、買ってきてからしばらく置いていた長芋を使ったからではないかなと。

長芋はかなり日持ちがすると言われていますが、生食する場合はやはり早めに食べたほうがいいのではと仮説を立ててみました。

さて、数日後。

生のまま食べるときは、わたしもいつも上記のようにフォークを使って長芋を安定させて皮をむいていたのですが、すりおろしてお好み焼きに入れたり、とろろ焼きにしたり、輪切りにしてグリルで焼いたりと、加熱して食べるときは今までも皮をむかずに食べていたんですね。

で、今回「皮付きでも生のまま食べられるのかどうか」を調べてみたところ、長芋は皮付きでも生のまま食べられるようなのです。

でも、皮付きだと変色しやすいのでは…?そんなイメージがあるけど…と思い、皮付きのままでも変色せず、食感にも違和感なく食べられるものかどうかを検証してみることにしました。

長芋は1本まるごと、おがくずが付いている状態で売られているものと、おがくずは付いていなくて、カットされて真空パックになって売られているものがありますよね。

まるごと1本の場合、真空パックの場合、どちらも皮付きで生食できるのか検証してみました。

買ってきてそのまましばらく置いていると変色しやすいのかもと思ったので、今回は買ってきた翌日に検証です。

結論から言いますと、

皮付きの長芋の生食、今回試したものは食感にも特に問題ありませんでした!ひげ根も今回は特に気にならなかったので、わたしはそのままにして、長いものがあれば手でむしり取っています。

皮付きのままだと変色しやすいのでは?という疑問も、↑この状態で空気にさらして2時間以上置いてみましたが、全く変色せず。やはり新鮮だからなのでしょうか。

なんならラップをして冷蔵庫に一晩置いても、全く変色していませんでした。

が、この真空パックの長芋の場合、食べたときに少し酸味を感じました。ほんのりすっぱいにおいもする、という感じ。

ほんのり…なので気がつかない方も多いかもしれませんが、わたしは少しだけ気になったので、真空パックにするときに添加物か何かを使っているのかと調べてみました。

調べたところ、真空パックの長芋に酸味や酸っぱいにおいが生じる原因として、発酵や添加物(クエン酸など)の影響が考えられるようです。ただし、今回の長芋のパッケージには添加物の表示がなく、原因はわかりませんでした。

というわけで、今度は真空パックになっていない、おがくずが付いたまるごと1本の長芋でも試してみました。

買ってきて2日経っていたので、切り口のほうは1.5cmくらい切り落としました。

端に近いほう、真ん中に近いほうとそれぞれ切り分けて、変色するかどうかを試してみました。

それぞれを短冊切りにして、空気にさらしたまま2時間放置。

検証後の写真を撮り忘れましたが、端に近いほうも真ん中に近いほうも、そして皮に近い部分も全く変色しなかったのです。

今回の検証でわかったこと

・今回試した長芋は、買ってからあまり日が経っていないもののほうが変色しにくいように感じた

・皮付きのまま短冊切りにして生食しても、味や食感に特に違和感はなく、皮に近い部分はむしろ味が濃くおいしく感じた

・今回の検証では酢水につけるメリットをあまり感じられなかった(それよりも鮮度が大事なのかも?)

では最後に、皮付きの長芋を手がかゆくなりにくいように切る方法です。

長芋は皮付きのままよく洗い、まな板に立てて置きます。

切り口が乾燥していることがあるので、両端は切り落としたほうがよいと思います。

このまま包丁で縦に切っていきます。

5mm幅くらいに切ります。長芋の粘り気で隣同士がくっついたままでいてくれるので、立てた状態のまま切れます。

このまま短冊状になるように長さを調整します。

くっついた状態を維持してくれるので、立てたまま切るだけ。

左手は皮の部分を持っているだけなので、ぬるぬるした部分に触らずに切ることができます。

お皿に盛り付け、しょうゆをかけてかつおぶしをのせました。

一緒にきゅうりの塩もみも盛り付けると、彩りもきれいになって、なかなかいい感じの一品になりました。

今回の検証にあたって、続けざまに長芋を食べていたのですが、これなら手軽に一品になるし、おいしいのでハマりました!

ぜひお試しください!

ではまた次回をお楽しみに。

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