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「あ、ちょうどあなたの話をしてたの」私の悪口を話していたママ友。振り返った瞬間の笑顔に背筋が凍った

  • 2026.10.30

公園のベンチで繰り返される悪口

子どもが通う幼稚園に、仲よくしているママ友がいました。

お迎えのあと、子どもたちを公園で遊ばせながら、ベンチに並んでおしゃべりをするのが、私たちのいつもの過ごし方でした。

ある日の昼も、ママ友は私の隣に座ると、楽しそうに身を寄せてきました。

「ねえ、聞いた?あのママ、また行事のお手伝いを断ったんだって」

「そうなんだ。忙しいのかもね」

「忙しいのはみんな同じでしょう。あの人、ほんと感じ悪くない?」

ママ友はくすくす笑いながら、今度は別のママの話を始めました。

私はどう返したらいいか分からず、曖昧に相づちを打つばかりでした。

最初は、気の合う相手に愚痴をこぼしているだけなのだと思っていました。

けれど、会うたびに誰かの悪口が始まります。

しかも、ママ友はいつも楽しそうなのです。

話を聞いているうちに、だんだん居心地が悪くなっていきました。

そして、ふと思ったのです。

私がいないところでは、私のこともこんなふうに話しているのではないか、と。

幼稚園の門の近くで聞こえた私の名前

それから私は、ママ友と少しずつ距離を置くようになりました。

公園に誘われても用事があると断り、悪口が始まれば、できるだけ別の話題に変えるようにしました。

「最近、なかなか会えないね」

「ごめんね、ちょっとばたばたしてて」

そんなやり取りをしたときも、ママ友は笑っていました。

特に気にしている様子もなかったので、私はこのまま自然に距離を置けると思っていたのです。

ところが、ある朝のことでした。

子どもを幼稚園へ送ったとき、門の近くでママ友がほかのママたちと輪になって話しているのが見えました。

いつもの笑い声が聞こえてきたので、何気なくそちらに目を向けた瞬間、私の名前が耳に入ったのです。

思わず足が止まりました。

「最近つれないのよね」

「あの人もほんと感じ悪いわよね」

聞き覚えのある言い方でした。

公園のベンチで、ほかのママについて何度も口にしていた言葉です。

今度は、その言葉が私に向けられていました。

その場に立ちつくしていると、輪の中にいたママたちが私に気づき、気まずそうな表情を浮かべました。

その視線を追うように、ママ友も振り返ります。

「あ、ちょうどあなたの話をしてたの」

ママ友は、いつもと変わらない笑顔でした。

ほかのママたちは目をそらしているのに、本人だけは何事もなかったかのように笑っています。

「じゃあ、またお迎えのときにね」

「……うん」

私はそれ以上、何も言えませんでした。

あれからは、誰かの悪口には同調せず、そのママ友ともあいさつ程度の付き合いにしています。

子どもは今も同じ幼稚園に通っています。

ただ、朝、門の近くであの笑い声が聞こえてくると、今でも思わず足が止まります。

あの輪の中で、今日は誰の話をしているのか。それは私には分かりません。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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