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付き合う前は6時間話した彼→今は最長12分。「最近すぐ切るのって、何かあった?」と送ると届いた返事

  • 2026.11.1
ハウコレ

思い切って送ったメッセージには、すぐに既読がつきました。けれど返事が届いたのは、しばらくたってからです。短い2通を読み返しても、電話が短くなった理由は見えないままでした。

そのメッセージを送る少し前、通話終了の画面には6分と表示されていました。「そろそろ寝よっか」と切り出したのは、今日も彼のほうです。枕元でスマホの通話履歴をさかのぼると、一番長い記録は付き合う前のものでした。

6時間話し続けた、付き合う前の電話

彼とは、友人の集まりで知り合いました。連絡を取り合うようになって1か月ほどたったころ、「ちょっとだけ話せる?」とメッセージが届いたのが始まりです。

好きな映画の話から子どものころの話まで、話題は途切れませんでした。切るタイミングを探すうちに、カーテンの隙間が白くなっていたのを覚えています。通話時間は6時間3分になっていました。

翌日は勤め先のパン屋でレジに立ちながら、何度もあくびをかみ殺しました。それでも頭の中は、次はいつ話せるだろうということばかり。

その2週間後に彼から告白されて、付き合うことになったのです。

付き合ってからの電話は、いつも彼が先に切る

付き合って3か月がたっても、電話の中身は「今日どうだった?」「何食べた?」くらいで終わっていました。10分ほどたつと彼が「そろそろ寝よっか」と切り出すのが、いつもの流れ。

最長でも12分で、あの6時間どころか30分に届いた日すらありませんでした。

話したいことは、ちゃんとありました。常連のおばあさんが毎回同じパンを2つ買っていく理由を聞いた話は、電話で話そうとメモアプリに書いたまま残っていました。

ある夜の電話でも、店に並んだ新作の話をしかけたところで「そろそろ寝よっか」と言われました。通話時間は6分。

「おやすみ」と返して切ったあと、履歴の上の方にある6時間3分を眺めているうちに、気づけばメッセージを打っていました。

「付き合う前は6時間も話してたのにね」

「最近すぐ切るのって、何かあった?」

送信ボタンを押した数秒後、既読がつきました。

届いた返事は、短い2通

返信が来たのは、しばらくたってからです。

「何もないよ」

「今度の休み、どこ行きたい?」

彼の返事は、聞いたことには答えないまま、次の休みの話に移っていました。何もないなら、どうしてすぐ切るの。そう打ちかけては消して、2通を何度も読み返しました。

彼は今頃、もう寝ているのだろうか。返事を送らないまま、スマホを枕元に伏せました。

そして...

寝つけずに、もう一度メモアプリを開きました。常連のおばあさんの話の下に、途中で終わった新作の話を書き足しました。

次の電話で話すことは、こうして増えていくばかりでした。次は、おばあさんの話を最初にすると決めました。

何もないなら、どうして電話はあんなに短くなったのか。その答えを、私はまだ聞けていません。

(20代女性・販売職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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