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「え、お金?」留守中に僕の家の前へ車を止めていた隣のおばあちゃん。何度注意しても変わらない態度に、僕が出した条件

  • 2026.10.30

玄関の前をふさいだ見知らぬ車

以前、駅に近い一戸建ての借家に住んでいたころの話です。

玄関前には車を横付けできる駐車スペースがありましたが、駅まで歩いて行けたため、僕は車を持っていませんでした。

ある日の夕方、いつもより早く仕事が終わって帰宅すると、そこに見知らぬ乗用車が止まっていました。

しかも玄関のすぐ前まで寄せてあり、ドアへ向かうには車と壁の間を横向きになって通るしかありません。

誰の車だろうと周囲を見ていると、隣の家からおばあちゃんが出てきました。

「ごめんねぇ。とめさせてもらってるわー」

笑顔で手を振るおばあちゃんに、僕は戸惑いながら伝えました。

「使うときは、前もって一言もらえますか。玄関も通りにくいので」

すると、おばあちゃんはあっさり言いました。

「あら、空いてるんだからいいじゃないの。どうせ使ってないんでしょう」

そう言って、車を移動させることもなく家に戻ってしまいました。

僕は車と壁の隙間を慎重に通り、ようやく自宅の鍵を開けました。

使っていない駐車スペースとはいえ、勝手に止められていいわけではありません。何より、玄関まで通りにくくなるのは困ります。

留守の間の駐車に、きっぱり告げたこと

数日後、ゴミ出しの際に向かいの家の奥さんと話す機会があり、あの車のことを尋ねてみました。

すると、奥さんは少し声を落として言いました。

「あの車なら、お宅が仕事に行っている間はいつも止まってるわよ」

僕が初めて見かけた日だけではなかったのです。

仕事で家を空けている間、繰り返し使われていたと知って驚きました。

一度、事前に声をかけてほしいと伝えたのに、それからもおばあちゃんから相談はありませんでした。

別の日の夕方、また玄関前に車が止まっているのを見て、僕は隣の家を訪ねました。

「車のことでお話があるんです。僕がいない間も、よく止めていますよね」

おばあちゃんは驚いたようにこちらを見ましたが、すぐに笑いました。

「あら、気づいてたの。あなたは昼間いないんだし、ご近所どうしでけちなこと言わないでちょうだい」

「けち」と言われ、僕もこれ以上は曖昧にできないと思いました。

「たまに止めるならかまいません。でも、そんなに頻繁に使うなら、駐車料金を払ってください」

そう伝えると、おばあちゃんの笑顔が消えました。

「え、お金…?」

返事に詰まったおばあちゃんは、気まずそうに目をそらしました。

道の向こうでは、植木に水をやっていた向かいの奥さんが、こちらを見ていました。

その日のうちに、おばあちゃんは車を移動させました。

それ以降、僕の家の玄関前に車が止められることはなくなりました。

顔を合わせると、おばあちゃんはそそくさと家へ入っていくようになりましたが、僕はもう言い争うつもりはありません。

仕事から帰り、何もない玄関前をまっすぐ歩ける。それだけで、以前よりずっと気持ちが楽になりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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