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スプレー式は11市が収集 消火器の捨て方 政令市20市

  • 2026.10.29

スプレー缶の形の消火具は、政令市20市のうち11市が分別の一覧で缶・びん、有害ごみ、燃えないごみなど収集の区分を示し、相模原市は簡易消火器も市で処理できないものとしています。ふつうの消火器は19市が市で収集せず、広島市は使用済みなら資源ごみ、未使用は収集しないと2段に分けています。

スプレー缶の形をした小さな消火具は、政令市20市のうち11市が分別の一覧で収集の区分を示していました。区分名は缶・びん、有害ごみ、燃えないごみ、資源物(スプレー缶)など市ごとに違います。行のある12市のうち相模原市は、「消火器(簡易消火器含む)」を市で処理できないものにしています。
ふつうの消火器は、19市が市の収集に出せない品目としています。広島市の分別の冊子は消火器の行を使用済みと未使用の2段に分け、使用済みは資源ごみ、未使用は「市では収集しません。」です。(2026年10月29日、各市の分別の一覧・品目検索・冊子で確認)

出典 weboo.link

スプレー缶の形の消火具 11市は缶・びんや有害ごみなど11通りの区分に

消火器とは別に、スプレー缶の形の消火具を名指しした行(消火器の行の中の段・注記を含む)は12市にありました。品目名は市によって「消火具(スプレー式)」「簡易消火器」「消火剤(スプレー缶)」などと違います。
◇缶・びん:仙台市(消火具(スプレー式))
◇有害危険ごみ・有害ごみ:さいたま市(消火器の行に「※スプレーかん式は、有害危険ごみ」)、千葉市(消火剤(スプレー式))
◇スプレー缶・資源物(スプレー缶)・小型金属類・スプレー缶:横浜市(エアゾール式消火具)、静岡市(消火剤(スプレー缶))、京都市(消火器(スプレー缶))
◇特定5品目・特定品目:新潟市(簡易消火器)、浜松市(消火器の行のスプレー缶の段)
◇発火性危険物:名古屋市(消火具(スプレー缶))
◇資源:岡山市(消火器の行のスプレータイプの段。使い切って緑色コンテナへ)
◇燃えないごみ:福岡市(消火器(スプレー缶タイプの簡易消火器))
静岡市は同じ資源物(スプレー缶)でも、葵区・駿河区は中の見える袋に入れて「スプレー缶」と表示、清水区はスプレー缶専用の回収ネットに入れると、区で出し方が分かれます。
相模原市は、分別の冊子の五十音の行で「消火器(簡易消火器含む)」を市で処理できないものとし、購入先か専門の業者へとしています。一方、冊子が市で処理できないものの相談先として挙げる民間の窓口の欄では、消火器に「※スプレー式消火具は取り扱いできません。」と添えてあり、相模原市でスプレー式をどこに出すかは冊子からはわかりません。
札幌市・川崎市・大阪市・堺市・神戸市・広島市・北九州市・熊本市は、確かめた分別の一覧・品目検索・冊子に、スプレー缶の形の消火具を名指しした行が見当たりませんでした。このうち広島市は、消防署のページで「エアゾール式消火具の処分は、内部の薬剤と圧力を抜いて、他のスプレー缶と同様に廃棄してください。」としています。

出典 weboo.link

広島市の冊子は消火器を2段に 使用済みは資源ごみ 未使用は市で収集しない

広島市の家庭ごみの分別の冊子は、消火器の行を「使用済」と「未使用」に分けています。使用済みは資源ごみで「じょうぶな袋に入れて出す。」、未使用は区分の欄が「―」で「市では収集しません。販売店や専門の処理業者に引き取りを依頼する。」です。ほかの19市の消火器の行には、使ったかどうかで出し方を分ける書き方はありませんでした。
総務省消防庁は、不用になった消火器は「放射、解体等の廃棄処理を行っている事業者に廃棄処理を依頼して下さい。」としていて、中身を出す作業も事業者に任せるものとしています。

出典 weboo.link

収集の外に置く19市 区分名は「その他」「排出禁止物」「×」など

広島市を除く19市は、ふつうの消火器を市の収集日に出せる区分に入れていません。区分欄の言い方は市ごとに違います。
◇収集しない・収集できない:札幌市(市で収集しないもの)、川崎市(市では収集しません)、大阪市(収集しません)、神戸市(市では収集できない)、北九州市(市が収集しないもの)、福岡市(市で収集しないごみ)、熊本市(市が収集しないごみ)、静岡市(収集不可)、京都市(回収できないもの)
◇処理できない:相模原市(市で処理できないもの)、堺市(市で収集・処理できない物)
◇排出禁止物:千葉市(排出禁止物等)、新潟市(排出禁止物)
◇その他:仙台市、名古屋市
◇出せない・×:岡山市(住宅用の段が出せない)、さいたま市(×)
◇集積所に出してはいけないごみ:浜松市(スプレー缶以外の段)
◇回収の窓口へ:横浜市(区分欄に回収の窓口の名前)
注記の相談先は、販売店(購入店・購入先)、メーカー(製造元)、専門の業者、消火器の回収の窓口の組み合わせです。さいたま市の冊子は、市で処理しない理由を「消火器は、特殊な高圧容器構造になっているため市の処理施設で処理ができません。」と説明しています。静岡市の消防局のページは「静岡市消防局管内(静岡市・島田市・川根本町・吉田町・牧之原市)では、消火器の収集を行っていません。」としています。

さびた消火器はレバーを握らない 消防庁と仙台市消防局の注意

総務省消防庁は、腐食が進んだ消火器を操作して破裂し、けがをする事故が起きているとして、「腐食が進んでいるものは、絶対に使用せず、レバーを握ったり、衝撃を与えるような取扱いをしないで下さい。」と呼びかけています。とくに腐食が進んだ加圧式の消火器は、容器が破裂する危険が大きいので、速やかに廃棄処理を依頼するよう求めています。
仙台市消防局も、古い消火器のレバーを握って底が噴き抜け、本体が顔に当たってけがをした事故が仙台市内で起きたとしています。同じページは、消火器を「家庭ごみや粗大ごみ、産業廃棄物等として廃棄することはできないほか、消防署で引き取ることもできないのでご注意ください。」としています。
スプレー缶の形の消火具については、仙台市消防局が「消火器の代替品ではなく、補助的な役割を果たすものとして効果が期待されるもの。」と説明し、処分の前に中身を抜く場所を、仙台市消防局は屋外の安全な場所、広島市の消防署は風通しのよい場所としています。

出典 www.fdma.go.jp

よくある質問

スプレー式の中身を使い切れないときは?

名古屋市は「中身が使い切れない場合は、環境事業所へお持ち込みください。」、横浜市は「中身が出せなくなったものについては収集事務所に相談」、京都市は「中身が出せなくなったものについては製造事業者に相談」としています(仙台市は業界の団体への問い合わせを案内)。福岡市は、ガス抜きキャップのないものは「ノズルを硬い地面に押し当ててガスを出し切ってください。」とし、火気のない風通しのよい場所で行うよう添えています。

まとめ スプレー式の区分は11通り 使用済みの本体を資源ごみにするのは広島市

◇スプレー缶の形の消火具:11市は収集の区分(区分名は市ごと)。相模原市は簡易消火器も市で処理できず、冊子からはスプレー式の出し先がわからない。8市は一覧に名指しの行なし(広島市は消防署のページで他のスプレー缶と同様に)
◇ふつうの消火器:19市は市の収集日に出せない。広島市は使用済みなら資源ごみ、未使用は市で収集しない
◇古いもの:腐食したものはレバーを握らず、廃棄処理を事業者に依頼(総務省消防庁)

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