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「俺が浮気しても文句言うな」と妹の前で言った彼→彼が誘っていた相手の正体を知った日

  • 2026.10.31
ハウコレ

窓際の席で、彼と私の妹が向かい合っていました。私に気づいた妹は、少しも慌てずに手を振ります。青ざめていたのは、彼のほうでした。隣の椅子を引いてくれたのは妹です。

その1か月ほど前、鍋の湯気の向こうで、彼がスマホから顔を上げずに笑っていました。その日は妹が遊びに来ていて、私の部屋で3人で食卓を囲んでいたところです。画面ばかり見ている彼に一言注意すると、思いもしない言葉が返ってきました。

妹の前で言われた一言

「俺が浮気しても文句言うな」
彼は軽い口調で、そう言いました。
付き合って1年半、彼がこんなことを口にしたのは初めてです。
普段の彼は、どちらかといえば口数の少ない人でした。
笑って流すべきか迷っていると、向かいの妹が箸を置きました。
妹は何も言わずに、彼の顔をしばらく見ていました。
彼はそれに気づかないまま、またスマホに目を戻します。
妹の前で恥をかかされたようで、鍋の味もよく分かりませんでした。
妹が帰ったあとも、あの言葉が耳に残っていました。
彼に問いただす気力もなく、その日はそのまま片づけを終えたのです。

残業のはずの彼

1か月ほどたったころ、彼からメッセージが届きました。
「今日は残業」
その少しあと、今度は妹からメッセージが届きます。
「駅前のカフェに来て。窓際の席」
理由を尋ねても、返事はありません。
妹がこんなふうに私を呼び出すのは、これが初めてでした。
嫌な予感がして、仕事を早めに切り上げました。
駅前のカフェは、私の会社から歩いてすぐのところにあります。
ドアを開けると、窓際の席に妹の後ろ姿が見えました。
その向かいに座っていたのは、残業のはずの彼でした。

少しも慌てない妹

私に気づいた妹は、少しも慌てずに手を振りました。
「お姉ちゃん、こっち」
青ざめたのは、彼のほうです。
妹は自分の隣の椅子を引いて、私を座らせました。
「違うんだ、これは」
彼が身を乗り出しても、妹は表情を変えません。
その横顔は、鍋の席で彼を見ていたときとよく似ていました。
テーブルの上には、妹のスマホが画面を伏せて置かれていました。
彼のコーヒーは、ほとんど減っていないように見えます。

そして...

妹は伏せたスマホに指を置いたまま、私の顔を見ました。
「全部見せるから、最後まで聞いて」
彼は口を開きかけて、また閉じました。
妹が画面を表にすると、並んでいたのは彼が妹に送ったメッセージでした。
2人きりで出かけようという誘いも、そこにありました。
私はバッグを膝に置いたまま、最後まで画面から目を離しませんでした。
彼を責める言葉は、不思議と1つも出てきません。
画面を見ている間に、この人とはもう終わりにしようと決めていたからです。
それにしても、妹はなぜ彼と2人で会っていたのか。
あの鍋の席で妹が箸を置いたのは、いったい何のためだったのでしょうか。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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