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「卵の上にお菓子を置くなんて、どういう神経してるの!」レジで怒鳴った客。だが、後ろから返ってきた思わぬ一言

  • 2026.10.28

卵の上に置いた小さなお菓子が原因で

以前、近所のスーパーでレジ打ちのパートをしていたころのことです。

夕方の混み合う時間帯で、私のレジにも長い列ができていました。

ある女性客の会計を終え、商品をかごに詰めてお渡ししました。

卵のパックの上には、手のひらほどの軽いお菓子の小袋を一つのせていました。重さは問題ないと思っていたのですが、女性客には気になる詰め方だったようです。

かごの中を見るなり、女性客は眉をひそめました。

「ちょっと、これどういうこと?」

女性客は小袋をつまみ上げると、かごに投げ戻しました。

「卵の上にお菓子を置くなんて、どういう神経してるの!割れたらどうするのよ!」

大きな声に驚きながらも、私はすぐに頭を下げました。

「申し訳ありません。すぐに詰め直します」

ところが、かごに手を伸ばすと、女性客はさっと自分のほうへ引き寄せました。

「詰め直せば済むと思ってるの?責任者を呼びなさい!」

私は呼び出しボタンを押しました。しかし、夕方の混雑でチーフはなかなか来られません。

その間も女性客はレジの前を離れず、「店員の教育がなってないのよ。こっちは客なのよ」と声を荒らげていました。

後ろの列は動かず、待っている人たちからはため息も聞こえます。

私も何度か謝りましたが、女性客の怒りは収まりません。気づけば10分以上が過ぎていました。

後ろの女性客がかごを持ち上げて言った一言

そのときです。女性客のすぐ後ろにいた年配の女性が、自分の買い物かごをのぞき込み、ふっと笑いました。

「あら、私の卵の上にもパンがのってるわ。自分で入れちゃったんだけどね」

年配の女性は、卵のパックの上に食パンがのったかごを少し持ち上げました。

「でも、卵ってそんなに弱くないのよねえ」

その穏やかな口調に、列の中から小さな笑い声が聞こえました。女性客は年配の女性を見たまま、しばらく言葉を返せずにいました。

すると年配の女性は、今度は私に向かって言いました。

「お姉さん、いつも丁寧に詰めてくれて、ありがとうね」

女性客は周囲を見回すと、赤い顔のままかごを抱え、何も言わずにレジを離れていきました。

入れ違いにサービスカウンターからチーフが駆けつけ、事情を聞いたあと、そっと私の肩に手を置きました。

私は年配の女性のかごを受け取り、卵の上にあった食パンを下ろしました。ようやく少し笑顔になれた私を見て、女性はまた目を細めます。

「パンも卵も、無事でよかったわね」

責める声が続いたあとの何げない言葉が、その日はとてもありがたく感じられました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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