1. トップ
  2. おでかけ
  3. 京都でアートと工芸をめぐる秋。2026年注目の芸術祭&イベント5選

京都でアートと工芸をめぐる秋。2026年注目の芸術祭&イベント5選

  • 2026.10.26
「京都モダン建築祭 2026」のひとつ、宮川町歌舞練場 ©︎ Masaki Hamada(kkpo)

 

世界の現代アートが京都に集結。「Art Collaboration Kyoto 2026」

昨年の会場風景 Photo: Moriya Yuki

国内外のギャラリーが一堂に会する、国際的な現代アートフェア「Art Collaboration Kyoto(ACK)」。6回目となる今年は、18の国・地域から63のギャラリーが参加し、国立京都国際会館を舞台に開催される。

最大の特徴は、日本のギャラリーと海外のギャラリーがひとつのブースを共有し、共同で展示を構成する「ギャラリーコラボレーション」。異なる文化や視点が交差するなかで、現代アートの新たな魅力を発見できる。

今年は、新企画「ACK Intersections」も始動。さらに、映像作家のアーサー・ジャファや建築家の妹島和世らが登壇するトークプログラムなど、作品鑑賞にとどまらない多彩な企画が展開される。国内外の最先端の表現に触れたい人は、ぜひ足を運びたい。


11/7〜11/9、国立京都国際会館

歴史ある寺院で、古美術と現代工芸が出合う。「CURATION⇄FAIR Kyoto 2026」と「工+藝」京都 2026

去年の様子 Hearst Owned

京都・西陣にある妙顕寺、本法寺、妙覺寺を舞台に開催されるアートフェア「CURATION⇄FAIR Kyoto」。古美術から工芸、現代美術まで幅広い作品が集い、歴史ある寺院建築や庭園とともに鑑賞できる、京都ならではの催しだ。

今年は国内外の33のギャラリーや美術商などが出展。メルボルンを拠点とするアーティストランスペースも初参加し、ジャンルや国境を越えた多様な美のあり方を提示する。

「CURATION⇄FAIR Kyoto」と同会場(妙顕寺と本法寺のみ)で、共通チケットで入場できるのが、「工+藝」京都 2026。19名の現代作家による作品を紹介し、妙顕寺では橋本雅也と長谷川等伯、田中里姫とルーシー・リーなど、時代を超えた作品の対話を試みる。本法寺では、鉄鍛金家・本郷真也によるインスタレーションも登場。受け継がれてきた美意識と現代の創造性が響き合う、贅沢な機会となりそうだ。


11/6〜11/8、妙顕寺、本法寺、妙覺寺


11/6〜11/8、妙顕寺、本法寺

漆をもっと身近に。伝統と新しいカルチャーをつなぐ「漆祭|URUSAI 2026」

Hearst Owned

日本の伝統素材である漆。その奥深い魅力を、工芸という枠組みを超えて伝えるイベント「漆祭|URUSAI」が、今年も京都で開催される。

11月13日の「うるしの日」を中心に展開されるこの催しは、京都の老舗・堤淺吉漆店などが中心となり、漆と人々の新たな接点を生み出すことを目指して2025年にスタート。2回目となる今年は「世界が漆に出会う14日間。」を掲げ、展示やトーク、ワークショップ、食、音楽など、多彩なプログラムが繰り広げられる。

漆と現代のものづくりの可能性を探る「NEW TRADITIONAL」の展示や、漆について学べる「うるしの学校」なども開催。伝統を守るだけでなく、その可能性を未来へとひらいていく。そんな工芸の現在地に触れられるイベントだ。

11/1〜11/14、堤淺吉漆店|Und.

ホテルや銭湯もアートの舞台に。「Art Rhizome KYOTO 2026『逆旅京都3』」

昨年の展示の様子。中村夏野《無題》(2025)、三井ガーデンホテル京都三条プレミアでの展示風景 PHOTO: HARUKA OKA

美術館やギャラリーを飛び出し、京都の街そのものを舞台にしたアートイベント「Art Rhizome KYOTO」。今年の「逆旅京都3」では、市内9会場に京都ゆかりの若手アーティスト13名の作品が展示される。

「逆旅」とは、宿を意味する言葉。さまざまな人や文化を受け入れてきた京都の街全体をひとつの宿に見立て、ホテルやカフェ、銭湯、市役所といった日常の空間をアートでつないでいく。

今年は香港の美術館「M+」のキュレーター、イザベラ・タムが特別ライターとして参加し、各会場と作品を紀行文の形式で紹介。アートを手がかりに街を歩けば、見慣れた京都の風景にも新しい発見があるはず。すべての会場を無料で鑑賞できるのもうれしい。

〜11/9、京都市役所、フォーチュンガーデン京都、カリモク コモンズ キョウト、大黒湯ほか、京都市内9会場

普段は入れない名建築へ。「京都モダン建築祭 2026」

京都大学人文科学研究所分館 Hearst Owned

寺社仏閣だけではない、京都のもうひとつの建築の魅力に光を当てる「京都モダン建築祭」。近代から現代にかけて生まれた建築を中心に、普段は公開されていない空間を特別に訪ねることができる人気のイベントだ。

5回目となる今年は、過去最多となる約150件の建築が参加。京都市内13エリアを舞台に、一斉公開やガイドツアーなど、多彩なプログラムが用意される。

なかでも注目は、開催5周年を記念した「東山大茶会」。約100年前に東山で催された茶会に着想を得て、建築や庭園、工芸、美術を横断する文化体験が展開される。建物の意匠だけでなく、そこに息づく歴史や人々の営みにも触れることで、京都の奥深さを再発見できそうだ。


10/31〜11/8、京都市内各所
※建築祭パスポートによる公開は10/31、11/1、11/7、11/8。ガイドツアーなどはプログラムにより日時が異なる。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ