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「このレシートだと僕、ラテ3杯飲むことになるね」失敗して青ざめた私。だが、男性客が見せてくれた優しさ

  • 2026.10.26
「このレシートだと僕、ラテ3杯飲むことになるね」失敗して青ざめた私。だが、男性客が見せてくれた優しさ

サイズを変えるはずが、ラテが3杯に

カフェでアルバイトを始めたばかりのころの話です。

当時の私は、まだレジの操作に慣れていませんでした。ボタンの位置も覚えきれておらず、昼どきのレジに立つたびに緊張していたのです。

そんなある日、ワイシャツ姿の男性客がカウンターにやってきました。

「ラテをお願いします」

注文はラテ1杯だけ。これなら大丈夫そうだと、少し安心しながらレジを操作していました。

ところが、会計の途中で男性が声をかけてきました。

「あ、すみません。やっぱり大きいサイズに変えてもらってもいいですか?」

「はい、かしこまりました!」

元気よく返事をしたものの、私はサイズの変更方法をまだ教わっていませんでした。

どうしよう。どのボタンだろう。

画面を見ながら、それらしいボタンを押してみました。

すると、元のラテが残ったまま、大きいサイズのラテが追加されてしまったのです。

「あれ……違う。えっと…」

取り消そうとして別のボタンを押すと、今度はラテがもう1杯増えてしまいました。

気づけば画面にはラテが3杯。

男性の後ろには、ほかのお客さんも並び始めています。

早く直さなきゃ。そう思うほど手元が慌ただしくなり、ついには操作を間違えたままレシートまで発行してしまいました。

3杯分のレシートを見た男性の反応

私は出てきたレシートを見て、ますます青ざめました。

どうすればいいのか分からず、震える手で男性に差し出すと、男性はそこに並んだ商品名をじっと見つめました。

そして、口元を押さえながら一言。

「このレシートだと僕、ラテ3杯飲むことになるね」

男性の肩が小さく揺れていました。

怒っているのかと思いましたが、どうやら笑いをこらえているようです。

「す、すみません!私、間違えてしまって……。すぐに直します!」

顔が熱くなり、思わず何度も頭を下げました。

すると男性は、ふっと笑って言いました。

「大丈夫、大丈夫。そんなに慌てなくていいよ。打ち直してもらえる?」

その穏やかな声に、張り詰めていた気持ちが少しだけほぐれました。

そこへ、カウンターの奥にいた先輩が来てくれ、状況を確認してくれました。

「どうしたの?ああ、サイズ変更ね。大丈夫、ここで取り消せるよ」

先輩は画面を見ながら、誤った会計の取り消し方を教えてくれました。

私は説明を聞きながら操作をやり直し、ようやく大きいサイズのラテ1杯で正しく会計を済ませることができました。

「お待たせしました。こちら、ラテです。本当にすみませんでした」

そう言ってカップを渡すと、男性は笑顔で受け取ってくれました。

「いやいや、ありがとう。頑張ってね」

怒られるとばかり思っていた私は、その言葉に胸がいっぱいになりました。近くでやり取りを聞いていたお客さんたちも、小さく笑っていました。

あの日から、レジで焦りそうになると、男性の「そんなに慌てなくていいよ」という言葉を思い出すようになりました。

今でもラテを見ると、あの3杯分のレシートと、優しく笑ってくれた男性の顔が浮かんできます。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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