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「もう!勝手にいかないでよ!」泣いている娘を無視して帰ろうとした母親。だが、遊び場のスタッフに呼び止められた瞬間

  • 2026.10.24
「もう!勝手にいかないでよ!」泣いている娘を無視して帰ろうとした母親。だが、遊び場のスタッフに呼び止められた瞬間

おもちゃを取られ、倒れてしまった娘

娘がハイハイを始めたばかりのころ、屋内の子どもの遊び場へ連れていったときのことです。

床にはやわらかいマットが敷かれていて、娘はその上にお座りをしながら、両手に持ったおもちゃを楽しそうに振っていました。

私は少し離れたマットの端で荷物を整えながら、娘の様子を見守っていました。

すると突然、4歳くらいの男の子が勢いよく走ってきたのです。

男の子は娘の手からおもちゃをさっと取り上げました。その拍子に娘はバランスを崩し、後ろへ倒れて頭を打ってしまいました。

「あっ、大丈夫!?」

私は慌てて駆け寄り、泣き出した娘を抱き上げました。

娘は顔を真っ赤にして泣き続けています。

ところが男の子は、何事もなかったかのように、おもちゃを持ったまま別の遊具へ走っていきました。

そこへ、男の子の母親らしい女性が早足でやってきました。

女性は男の子の腕をつかむと、大きなため息をつきました。

「もう!勝手にいかないでよ!」

そして、泣いている娘と私をちらりと見たのです。

何か声をかけてくれるのかと思いましたが、女性はすぐに目をそらしました。

「ほら、いくよ!」

そのまま男の子を引っぱり、出口へ向かおうとしたのです。

「えっ……ちょっと……」

何も言えないまま、私は娘を抱きしめていました。頭を打ってこんなに泣いているのに、ひと言もないなんて。驚きと腹立たしさでいっぱいでした。

出口へ向かう母親を呼び止めたスタッフ

そのときです。

受付にいた女性スタッフが駆け寄ってきて、出口へ向かう母親の前で立ち止まりました。

「お客様、すみません。少しお待ちいただけますか」

母親は不機嫌そうに眉をひそめました。

「子ども同士のことですよね?急いでるんですけど」

そう言って横を通り過ぎようとしましたが、スタッフは落ち着いた声で続けました。

「こちらのお子さんが泣いていらっしゃるので、何があったのか確認させてください。お二人とも、受付までお願いできますか」

母親は一瞬、言葉に詰まったようでした。

周囲の保護者たちも手を止め、こちらを見ています。

母親はそれ以上言い返さず、男の子の手を引いて受付へ戻りました。私も娘を抱いたまま、あとに続きました。

受付のカウンターの前で、母親は私と娘のほうへ向き直りました。

「……すみませんでした」

顔を赤くして頭を下げる母親。その隣では、男の子も小さく頭を下げました。

「ごめんなさい」

私は娘を抱き直し、ようやく少し気持ちが落ち着きました。

スタッフは娘の顔をのぞき込み、頭の後ろをそっと確かめてくれました。

「念のため、今日は様子を見てあげてくださいね」

母親はうつむいたまま、男の子の手を引いて足早に出ていきました。

娘も私の腕の中で、ようやく泣きやみました。

もちろん、子ども同士の遊びで思いがけないことが起きるのは分かります。ただ、目の前で赤ちゃんが泣いていたら、せめて声をかけてほしかった。

あのとき、スタッフが呼び止めてくれたことが、今でも心に残っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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