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グリーン奥の薄いライからのアプローチは9番アイアンで手前から転がす!

  • 2026.10.22

「グリーンをオーバーして残念!」からのリカバリー。下りのグリーンでもピンそばに寄せたいけれどライはちょっと難しめ。そんなとき、どうする!? グリーン奥からのアプローチの苦手を、花城将栄が4つの状況別に克服する。

今回は、状況1「グリーン奥の薄いライ」からのアプローチを解説。ポイントは、打ち出すスピード感に集中して9番アイアンで手前から転がすことです!

グリーン奥からのアプローチ、どこに落とす?

グリーン奥の薄いライからのアプローチは9番アイアンで手前から転がす!
「ここに落とそうとしてませんか?」「そこに落とさなきゃ寄らない!」

グリーン奥からのアプローチは、グリーン奥の薄いライ、ラフに浮いた状況、ラフに沈んだ状況、逆目のライの4つの状況に分けて考えましょう。

状況1 グリーン奥の薄いライ|難しい状況で難しい打ち方をしようとすると必要以上に右手が動いてしまう

グリーン奥の薄いライからのアプローチは9番アイアンで手前から転がす!
ボールと地面の隙間に「正確にヘッドを入れなければ」という思いが、ミスを招く

下りのグリーン面に打つアプローチでは「ふわっと上げてやわらかく止める」という寄せ方を選びたくなりがち。しかし、この打ち方はただでさえ難しいうえに、多くの場合は練習不足。自信のない状態で臨むことになります。そのうえライが薄いと「ボールと地面の間に刃を入れたい」とさらにハードルを上げがちです。

このような難しさが重なった状況では、器用な右手が意図に反して動いてしまいます。ボールに直接打とうとしてヘッドだけを動かしてしまう。するとダフリやトップが出たり、イメージした高さや強さとは違う球質の打球になってしまいます。

「直接ボールに当てたい」その気持ちが手先の操作を招く

グリーン奥の薄いライからのアプローチは9番アイアンで手前から転がす!
フェースを返さないつもりで振ったが、フィニッシュで返ってしまった

「ヘッドを直接ボールに当てよう」という意識が強いと、右手を使ってヘッドを動かしてしまい、インパクトに誤差が生じる。

克服の原則|打ち出すスピード感に集中して9番アイアンで手前から転がす

SWはスピンがかかって打球が止まるときと、うまく入らなかったときの結果の違いが大きくなりがちです。グリーン奥からのアプローチで選びたいのが9番アイアンです。ヘッドの入り方に誤差があっても結果の誤差が少なくなります。9番はロフトが立っているため打球が低く強く出ることを計算。グリーンの手前で数回クッションさせることも含めて距離感を出せばやさしく打てます。

接地面積を狭くしてソールが受ける抵抗の誤差を最小化する

ライが薄い場合はボールに近く立ち、クラブを短く持って、ヒールを浮かして構えます。そうすればソールの先だけが地面と接するため、ヘッドの入り方に誤差が出ても地面の抵抗による影響がさらに少なくなり、転がる距離のバラつきを小さく抑えられるのです。また「刃を正確に入れよう」という意識もなくなります。クラブを短く持って近く立ち、腕ごと肩から吊した感覚でパターのようにストロークしましょう。

このような難しい状況では「5メートル以上のパットが残ってもOK」くらいにハードルを下げ、気持ちを楽にして臨むことも大切です。ピン手前から奥まで直径10メートルの大きな円の中に止まれば「合格」のつもりで臨みましょう。

いかがでしたか? グリーン奥の薄いライからは、SWで上げようとせず、9番アイアンでパターのように手前から転がすのが正解。ハードルを下げて気持ちを楽にして臨んでみてくださいね。

モデル/佐藤浩継さん
55歳。長いブランクを経てゴルフを再開。「寄せワンのデキが生命線」と考えている。だからこそアプローチにはプレッシャーがかかる。

レッスン=花城将栄
●はなしろ・まさひで/1987年生まれ。2010年から16年までシンガポールでゴルフ指導に従事。東京・南麻布のFive Elements Golf Academyで指導している。

構成=長沢潤
写真=圓岡紀夫
協力=南茂原カントリークラブ

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