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「お客さん!お会計、まだですよ!」同僚との昼食で何も払わずに店を出た私→悪気はなかったのに大恥をかいた理由

  • 2026.10.21

会計のたびに妻から言われる一言

私たち夫婦は共働きで、家のお金は一つの財布で管理しています。

通帳もすべて妻が管理していて、会社の飲み会などでお金が必要なときは、そのつど妻に確認して受け取るのが我が家の決まりです。

そのため、普段の私はほとんど現金を持ち歩きません。

家族で外食するときも、会計をするのはいつも妻です。

食事が終わり、妻がバッグから財布を取り出すと、決まってこう言われます。

「先に外で待ってて」

「はいよ。ほら、みんな行くぞ」

私は子どもたちを連れて先に店を出て、妻が会計を済ませるのを待ちます。

長年そうしてきたので、食事が終わったら店の外に出るのが、すっかり当たり前になっていました。

妻がレジで支払いをしている間、私は子どもたちと外で待つ。それが我が家のいつもの外食風景だったのです。

同僚との昼食で、いつもの癖が出てしまい…

ところが、ある日の昼のことです。

私は会社の同僚2人と一緒に、定食屋へ入りました。

店内では、50代くらいの女性店員さんが忙しそうに注文を受けていました。

「ここの焼き魚、うまいんですよ」

「じゃあ、僕もそれにします」

そんな会話を交わしながら、3人で同じ定食を注文。仕事の話をしながら、楽しく食事を済ませました。

そして、お茶を飲み干した私は、いつものように席を立ちました。

そのまま何の迷いもなく、のれんをくぐって店の外へ。

外に出ると腕を組み、同僚2人が出てくるのをのんびり待っていました。

すると突然、後ろでガラッと戸が開きました。

「お客さん!お会計、まだですよ!」

驚いて振り返ると、先ほどの女性店員さんが戸口から身を乗り出して、こちらを見ています。

「えっ……あっ!」

そこでようやく、自分が何をしたのか気づきました。

今日は家族との外食ではありません。いつも会計をしてくれる妻もいないのです。

それなのに、私は支払いをすっかり忘れて、いつもの癖で店を出てしまったのでした。

店員さんの後ろには、まだ店内にいた同僚2人の姿が見えます。2人とも、驚いたような顔でこちらを見ていました。

「す、すみません!すぐ払います!」

私は慌てて店に戻り、何度も頭を下げながら財布を取り出しました。

幸い、財布にはその日の昼食代として用意していたお金が入っています。

ちゃんと支払うつもりで持ってきたのに、食べ終わった途端、そんなことまで頭から抜けていたのです。

会計を済ませると、同僚の一人が笑いをこらえながら口を開きました。

「今の、迷いが一つもない出ていき方でしたね」

「いや、もう……本当に恥ずかしいです」

もう一人の同僚も、隣で肩を震わせています。

私も恥ずかしくて、笑うしかありませんでした。

その夜、妻に事情を話すと、妻はお腹を抱えて大笑いしました。

「えっ、何も払わずに出ちゃったの?もう、何やってるのよ!」

「いや、ほんとに無意識だったんだよ…」

ひとしきり笑ったあと、妻が言いました。

「じゃあ、これからは外で待たなくていいわよ。一緒にレジに来て」

「……財布、持ってないけどね」

そう答えると、妻はまた笑い出しました。

それ以来、家族で外食するたびに、会計の前になると子どもたちが私の袖を引くようになりました。

「お父さん、今日は先に出ちゃだめだよ」

あの日の失敗は、すっかり家族のお決まりの笑い話になっています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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