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奈良に残る銭湯を未来へつなぐ。創業99年の「松湯」、2027年春リニューアルオープンに向けてプロジェクト始動

  • 2026.10.20

創業99年、奈良県大和高田市の銭湯「松湯」のリニューアルプロジェクトが始動した。2027年春にリニューアルオープン予定だ。

リニューアルの背景

奈良県大和高田市で昭和2年(1927年)に創業した銭湯「松湯」は、今年で創業99年を迎えた。長年、地域の人々に親しまれてきたが、建物・設備の老朽化や経営者の高齢化により、「できることなら残したい」という思いを持ちながらも、閉業が検討されていたという。

そんななか、「松湯」のオーナーと出会ったのが、奈良県出身で銭湯の運営・再生に携わってきた太田有哉氏だ。

「奈良に残る銭湯を一軒でも多く未来へつなぎ、地域に銭湯文化を残したい」という太田氏の想いと、「松湯」を残したいオーナーの思いが重なり、「松湯」を次世代へ継承していくことで合意した。現在、2027年春頃のリニューアルオープンを目指し、プロジェクトを進めている。

「松湯」を次の100年へ繋ぐ。屋号も改称

今回のリニューアルでは、これまで積み重ねられてきた歴史や空気感を大切にしながら、老朽化した設備を改修し、地域の人々にこれまで以上に親しまれるとともに、地域外から訪れる人々にも愛される銭湯を目指す。

昔の姿をそのまま保存するのでも、全く新しい施設につくり変えるのでもなく、これまで「松湯」を利用してきた人にも、これから初めて銭湯を知る世代にも親しまれる場所へとつないでいく。創業100年をゴールではなく、新たなスタートとして、「松湯」を次の100年へ繋いでいく。

また、リニューアルを機に、屋号を「松湯」から「本町松湯」へ改称する。長く親しまれてきた「松湯」の名を受け継ぎながら、地域とのつながりをより明確にし、次の100年へ向けた新たなスタートを切る。

太田有哉氏について

太田有哉氏は、1995年生まれ、31歳。奈良県出身。

関西大学卒業後、金融機関勤務を経て銭湯業界へ。滋賀県「都湯」で住み込み修行をしながら経験を積み、その後、奈良県御所市「御所宝湯」の復活プロジェクトに携わる。リニューアルオープンから約3年間、店長として店舗運営を担当した後、京都市「都湯-島原-」の立ち上げから店長を約1年間担当。現在は奈良を拠点に、「地方に銭湯文化を残す」ことをテーマに活動している。

高校時代は、大和高田市内にある奈良県立高田高等学校に通っており、「松湯」には約10年前から客として足を運んでいたそう。一利用者として知っていた「松湯」を、今度は次の世代へ残す側として受け継いでいく。

新たに生まれ変わる銭湯「松湯」に注目だ。

■松湯 住所:奈良県大和高田市南本町8-13

太田有哉Instagram:https://www.instagram.com/ochan_sentomode

(ソルトピーチ)

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