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「今月ピンチだから3万貸して!笑」と毎月送ってくる友人→断れなかった私が送ったけん制の返信

  • 2026.10.21
ハウコレ

断れないまま重なっていく頼みごとに、私はゼミ仲間へ相談しました。届いた返事を読んだあと、いつもの振込画面を開く代わりに、友人へ短い返信を打ち始めます。

給料日の数日前、スマホに見慣れた通知が浮かびました。大学時代からの友人の名前と、「今月ピンチだから3万貸して!笑」の文字。同じ文面を受け取るのは、これでもう8回目でした。

給料日には返ってくるけれど

友人とはゼミで知り合い、卒業後も時々ご飯に行く仲でした。お金を頼まれるようになったのは、8か月ほど前からです。

給料日には入金と一緒に「返したよ!助かった〜」と届き、金額が欠けたことは一度もありませんでした。

それでも、毎月3万円が手元から消える前提で暮らすのは楽ではありません。仕事帰りのひそかな楽しみだったコンビニの新作スイーツは、値札を見て棚に戻すようになりました。先月は、ずっと行きたかったライブのチケットも見送っています。

今月もまた3万円を引いて計算するのか。家計簿アプリの残高を、何度も見直しました。

それでも断れなかったのは、学生時代から続く数少ない友人だったからです。「無理」と送って関係が切れるのが怖くて、末尾の「笑」に合わせるように、いつも「いいよ」と返していました。

SNSに並ぶパフェと遠出の写真

一方で、友人のSNSには新しいカフェのパフェや、遠出した先の景色が次々に上がっていました。私の3万円で、彼女は楽しく暮らしているのではないか。振込ボタンを押すまでの時間は、月ごとに長くなっていきました。そして8回目の通知が届いた日、私は思い切って、ゼミで一緒だった2人に個別でメッセージを送りました。

ゼミ仲間から届いた返事

送ったのは「最近、お金貸してって頼まれてて。どうしたらいいかな」という短い文面です。1人からは「俺も前に金貸してって言われたけど断った」、もう1人からは「私は前に貸しちゃった」と返ってきました。

頼まれていたのは、私だけではなかったのです。

しばらく考えてから友人とのチャットを開き、振込の代わりにこう送りました。

「いろんな人に相談してたんだね。他の人にも迷惑かかってると思うから、自分で持ってるお金以上に使う癖、やめたほうがいいよ」

誰から聞いたかは書きませんでした。ゼミの中で話が回っていると伝われば、それで十分だと思ったからです。

既読はすぐにつきましたが、返信が届いたのはしばらく経ってから。「ごめん。もう頼まない」とだけありました。

そして...

その月、3万円は口座に残ったままでした。帰り道にコンビニへ寄り、何度も見送っていた新作のプリンをかごに入れました。次のライブの抽選にも、もう申し込んであります。

友人とは、今も時々やりとりが続いています。ただ、毎月「笑」を付けて頼んできた彼女に、どんな事情があったのか。あの返信をどんな気持ちで読んだのかも、まだ聞けていません。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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