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「お前は練習台」と送った彼→3日後、本番相手から2通のメッセージが届きました

  • 2026.10.21
ハウコレ

「練習台って何?」への返事は「そのうち話す」だけでした。本番の相手は誰なのか。考えるほど、届いた文が誰かのための下書きに見えてきました。

通知を開くと、彼からいつもより長いメッセージが届いていました。普段は「了解」か「おつ」しか返してこない人です。そんなメッセージが、ここ2週間ほど毎日のように届いていました。理由を聞いてみたのは、ほんの軽い気持ちからでした。

「了解」しか返さない彼からの長文

付き合って1年になる彼は、会っていても聞き役に回ることが多い人です。その彼から、ある日を境に「雨なのに傘こっちに寄せて、駅まで送ってくれたよね。ありがとう」「昨日、電話で愚痴聞いてくれて助かった。ありがとう」と、文の終わりに必ず「ありがとう」がつくメッセージが届くようになりました。

届くたびにスクリーンショットを撮っていたので、写真フォルダはいつの間にか彼の文で埋まるほどでした。

嬉しさに背中を押されて、ある日送ってみました。「最近どうしたの?なんか優しい」

既読がついてから返信までは、少し間がありました。届いたのは「バレた?」、続けて「お前は練習台」。その下に、親指を立てたスタンプが1つ。

削除できないスクリーンショット

「練習台って何?」と送ると、既読のまま返事は来ず、しばらくしてから「そのうち話す」とだけ返ってきました。

練習というからには、本番の相手がいるはずです。職場の後輩か、同窓会で再会した誰かか。浮かぶ顔を数えながら写真フォルダを開き、スクリーンショットを選んでは、削除を押さずに閉じる。そんなことを何度も繰り返しました。

今頃、本番の相手にはどんな文を送っているのだろう。そう考えると、傘の一文さえ誰かのための下書きに思えてくる始末でした。

彼からのメッセージは次の日から「おつ」に戻り、私も「おつかれ」とだけ返しました。

3日後、スマホに通知が届きました。表示されていたのは、彼の名前ではありませんでした。

通知に出た名前

お正月に彼の実家を訪ねた時に連絡先を交換したきりの、彼のお母さんの名前でした。

「突然ごめんなさいね。60歳の誕生日に、息子から長いメッセージが届きました」

「ありがとうなんて、あの子から言われたのは初めてかもしれません。あなたで練習したと書いてあったので、お礼を言わせてね」

練習の本番は、お母さんへの誕生日メッセージだった。ほかの女性の顔ばかり数えていた自分を思い出して、スマホを伏せたくなりました。

お母さんに「お誕生日おめでとうございます」と返してから、彼にも1通送信。「お母さんから連絡きたよ」

今度の返信は早く、「え、マジか」「練習台って言い方、ごめん」と続けて届きました。

そして...

ただ、写真フォルダを読み返すうちに、引っかかることが出てきました。傘を彼のほうに寄せたことも、電話で愚痴を聞いたことも、お母さんとは関係のない、私たち2人だけの話です。

練習だったなら、どうして私しか知らないことばかり書いてきたのだろう。

フォルダを閉じて、彼に1通だけ送りました。「私への本番は、いつ?」

既読は、すぐにつきました。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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