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「皮肉だけど刺さる」保険料引き下げを叫んだ40代→20年後の自己責任に共感続出

  • 2026.10.17

選挙のたびに各党から掲げられる「消費税減税」や「社会保険料の引き下げ」という公約。

物価高が続く現代において、手取り額に直結する政策は一見すると魅力的な改革のように感じられる。しかし、目先の負担軽減の裏に隠された“その先の未来”に思考を巡らせたことはあるだろうか。

今回は、SNSで「サラリーマンのあるある漫画」や「目指せ!日本一の社畜!ぬこリーマン」を発信している人気Web作家・まくべす(@maxvess3)さんの作品『行く末』を紹介するとともに、皮肉とユーモアが込められた風刺漫画の制作秘話についてお話を伺った。

主張が実を結んだ20年後……ロスジェネ世代を襲った残酷なシナリオ

昨今の社会では主流の主張だ まくべす(@maxvess3)
昨今の社会では主流の主張だ まくべす(@maxvess3)
社会保険料が引き下げられた20年後の未来。みんな喜んでいるが、このあとまさかの…! まくべす(@maxvess3)
社会保険料が引き下げられた20年後の未来。みんな喜んでいるが、このあとまさかの…! まくべす(@maxvess3)
行く末_P03 まくべす(@maxvess3)
行く末_P03 まくべす(@maxvess3)

物語の冒頭で、「社会保険料が高すぎる!」「若者に未来を!」と声を荒らげて訴えているのは、厳しい就職氷河期を生き抜いてきた現在40代〜50代前半の「ロスジェネ世代」の2人。

それから20年が経過し、彼らが必死に叫び続けてきた社会保険料の引き下げが、ついに実現した未来が描かれる。「我々の尽力が実を結びましたね」と、若者がイキイキと働く姿を満足そうに眺める2人だったが、3コマ目で事態は思わぬ方向へと一転する。

負担が減って喜んでいたはずの現役世代が、時を経て自らが高齢者となった時、自身を支えてくれる若い世代の人口がさらに減少しているという現実に直面。手厚い支援や保障は期待できず、過酷な“自己責任”の時代に放り出されてしまうのだった。

「悪い想像も笑い飛ばせれば」 著者が漫画に込めたメッセージ

あり得るかもしれない未来をブラックユーモア交えて描いた理由について、作者のまくべすさんは「今の社会保険の負担の重さは切実ですが、自分たちもいずれ歳をとることを考えると、その先の景色も想像しておく必要があると感じて描きました」と明かす。

「少子化が進む中で自分たちが高齢者になった時、支えてくれる若い世代はもっと少なくなっているはずです。そうなると、本当に厳しい自己責任の世界になってしまうのではないかという恐怖もありますね」と語る。

しかし、決して悲観的な主張をしたいわけではないという。「先のことまで想像したところで、なるようにしか戻らない側面もあります。だからこそ、悪い未来の想像も漫画のネタにして笑い飛ばして、少しでも読者のみなさんに楽しんでもらえれば嬉しいです」と笑って振り返ってくれた。

メリットとデメリットは常に背中合わせだ。社会制度のあり方や未来の自分たちの姿について、楽しみながらもハッと深く考えさせてくれる本作を、ぜひチェックしてみてほしい。

画像提供:まくべす(@maxvess3)

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