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秋のラウンドで即実践できる!ドライバーの苦手克服レッスン

  • 2026.10.13

距離が出るから曲がり方が大きい。「遠くまで」を期待しているからミスのダメージも大。「ドライバーが苦手」を克服しよう!

【苦手克服状況①】うまく打ちたいと思う1打目

ミスのパターン:「うまく当てよう」として手に頼ると回転が浅くなって手打ちになる

秋のラウンドで即実践できる!ドライバーの苦手克服レッスン
苦手な理由はこれ!

手首の動きでクラブを上げるとトップが浅くなる。これがミスを招いてしまう

克服の原則:クラブが水平になるまでは手を使わず回転だけ

秋のラウンドで即実践できる!ドライバーの苦手克服レッスン
手首を使ってクラブを上げた形。クラブは水平になっているが、体はほとんど回り始めていない。これでは手が体と一体になって動けない

手を使ってゆっくり始動すると手打ちを招く

長いホールでは「できるだけ飛ばしたい」、狭いホールでは「曲げずに飛ばしたい」と思うものです。どちらも「体をしっかり回すこと」が解決につながるのですが、多くの人は手を使って「当てよう」としてしまいます。

バックスイングで手を使ってクラブを上げるとトップでの肩の入り方が浅くなります。これが、ダウンスイングがうまくいかなくなる最大の原因です。ゆっくり上げようと意識すれば、回転が深くなるケースもありますが、クラブを手で上げてしまう人がこれを行うとスイングのリズムが変わり、余計にミスが出てしまいます。

(写真右)始動の勢いで肩が深く入る。この形のトップからなら手と体を一体にして振り下ろせる

(写真左)クラブが地面と水平になるまでは手を使わず、体の回転だけで上げていく

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手でクラブを上げたことで回転が少なり、手で下ろさざるを得なくなった

体の回転だけでスピードを出しスッと始動する

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左の写真のように手を使わずにスッとクラブを上げても、惰性で右の写真くらいまでクラブが上がる

まずは「手を使わずに振る」ことに集中。バックスイングを始めたらクラブが地面と水平になるまで、手をまったく使わないようにします。

このときクラブが地面と水平になる位置までスッと上げれば、その惰性で回転が深まります。この時点で飛ばすための力は十分つくれていると考えてください。スイングは早いテンポで行ったほうが安定します。

体がどれぐらい回るのが正解かわからない場合は、打つ前にグリップエンドをお腹につけて素振りをするのがおすすめ。「こんなに体を回さないといけないのか」と気づきます。

【苦手克服状況②】朝イチのティーショット

ミスのパターン:結果が気になっていつもより早く「打ちに行く」からスライスする

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苦手な理由はこれ!意識が目標方向に向いてしまうと、顔が早く上がるため体が開いてスライスになる

朝イチは「体が温まっていないから回転が浅くなる」とよく説明されます。でもそれだけではなく「うまく打てたかどうかが気になると目標方向に早く顔が向いてしまうため、回転が浅くなる」という精神的な理由もあるのです。

克服法:切り返しを少しだけ遅くする

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自分の動きに意識を向けてアゴの下に肩が入るのを待つ切り返すタイミングが早くなるのを防ぐために、左肩がアゴの下に入ってくるのを待つ意識をもつといい

スタート前に十分に体を温めておくことはケガを防ぐためにもぜひ心がけてください。さらに「結果が心配」という気持ちを抑え、「結果=目標側」ではなく「自分の体をどう動かすか」に意識を向けます。

具体的には切り返しを少しだけ遅くして「クラブが地面と水平になるまではしっかりと体を回す」ということを意識しましょう。地面と水平になるまでクラブを上げたら、左肩がアゴの下まで回っていることを確認すれば、スイングのタイミングが早くなることも防げます。

意識を「目標側=結果」から「自分の中」に向け直す

【苦手克服状況③】アゲンストの風が吹くホール

ミスのパターン:強く打ち出そうとして足を使い上半身が伸び上がってスライス

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苦手な理由はこれ!いつもと違う力の入れ方をすると、インパクトに大きなぶれが生まれてしまう

「風に負けない強い打球を打つためにインパクトを強くする」という考えもミスの原因になります。「手の力で叩く」のはもちろん、「足で蹴る力を強めよう」とするのもNG。足の使い方を間違うと上半身が起き上がり、体が開くパターンになりがちです。

克服法:前傾角度を変えないためベルトの傾きを変えずに振る

秋のラウンドで即実践できる!ドライバーの苦手克服レッスン
「ベルトのライン」の傾きを変えずに振るイメージをもつと、前傾角度が保たれ、ヘッド軌道の上下のブレが抑えられる

高めにティーアップしフェースの上側に当てる

インパクトを強くしなくても、風に強い球は打てます。その方法のひとつが、フェースの芯より上にボールを当ててスピン量を減らすこと。アゲンストの風が吹く状況でも直進性が高まります。

このとき大切なのは、ボールをフェースの上側に当てることを考えて、ティーアップを高くしておくこと。その際、前傾角度を一定にしないと意図どおりの場所に当てられません。腰の「ベルトのライン」を傾けたまま振り抜くようにすれば、前傾角度を一定にできるでしょう。

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ベルトの傾きを変えずに振るには、切り返しで右足のカカトが浮かないように蹴り、左腰を背後に引くように回す

ティーアップを高くしてフェースの上側で打つとスピンが減り、風に強い球になる

【苦手克服状況④】打ち下ろしのティーショット

ミスのパターン:低い弾道を打とうとして体が突っ込み引っかける

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苦手な理由はこれ!低い球を打とうとすると体勢が左へ傾き、左への引っかけが出やすくなる

打ち下ろしでは打球の滞空時間が長くなるのに比例して曲がり幅が大きくなるため、滞空時間が短くなるように低く打ちたくなります。また、目標地点を見下ろすために軸が左に傾くこともあります。どちらにしてもアウトサイド・イン軌道で低く左に飛ぶ球が出やすくなってしまいます。

克服法:低い球を打つときは切り返しで左肩を低く動かす

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トップで左肩は、低い位置にある。ここからいきなり上に上げると体が開きやすい(写真左)左肩がアゴより下にある時間を長くする感覚で切り返すと、ロフトを立ててインパクトできる(写真右)

ロフトを立てたまま長いインパクトゾーンがつくれる

秋のラウンドで即実践できる!ドライバーの苦手克服レッスン
左肩が低くなる方向へ回していくと前傾角度が保たれ、フェースが開くことを抑えられる

打ち下ろしは、水平な目線で構え、いつも通りに振ることがセオリー。低い球を打ちたい場合は、これを実践したうえでロフトを立ててインパクトします。その際、フェースが左を向くと引っかけてしまうため、手先ではなく、体幹の使い方を変えましょう。

ポイントは切り返し。切り返しで体を回していくと同時に左肩を上げていくのではなく、低い位置で動かしてから上げます。そうすればロフトを立てて長いインパクトゾーンがつくれます。

【苦手徹底克服プログラム】手を使わない感覚をつかむため腕と肩をガチガチに固めて打つ

手首が動かないとクラブの振り幅は大きくならない。体を回した分だけクラブを振る感覚をつかむ(写真左)

両腕に力を入れ、腕からクラブまでを1本の棒のようにし、手首が動かないようにしてボールを打つ(写真右)

芯に当てて真っすぐ打てる自信をつける

秋のラウンドで即実践できる!ドライバーの苦手克服レッスン
グリップエンドをお腹につけたまま、体を回す練習もオススメ。次第に肩の入り方を深くしていこう

ドライバーは「大きく振る」や「手で強く叩く」という振り方を変えましょう。そのためにもまずは両腕を突っ張って、肩がすぼまるくらい思い切り力を入れてクラブを持ってください。

そのままの状態で、肩から腕、クラブを1本の棒のように固定したまま、ボールを打ちます。振り幅を大きくできないので、最初は5ヤードからはじめ、距離を伸ばしていきましょう。50ヤードまでは打てるはずです。

真っすぐ打てるようになったら、普通にクラブを持ちますが、体の動かし方は同じです。肩をよく回して打ってください。芯に当てて真っすぐ打てる自信がついてきます。

手首を使わないのでタメができない。打球の方向が乱れる場合は手首を使っているのが原因なので修正する

いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習をしてみてください。

レッスン=山田英斉
●やまだ・ひでなり/23歳。ツアー挑戦と並行し、JGMオンコレのインストラクターとしてJGM赤坂スタジオや関東近郊のコースでレッスンをしている。平均飛距離は300ヤード。

モデル/峰岸恵子さん
ゴルフ歴30年。平均スコア96。平均150ヤードが物足りないと感じたときからドライバーが安定しなくなった。

構成=長沢潤
写真=圓岡紀夫
協力=JGMセベバレステロスゴルフクラブ

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