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「お姉さんに乗り換えようかな」彼女の姉とすっかり打ち解けた俺→軽口をやめると決めた理由

  • 2026.10.12
ハウコレ

浮かれたまま送った2通に、彼女からの返信はありませんでした。代わりに届いたのは、さっきまで一緒に笑っていたお姉さんからのメッセージです。

改札で2人と別れたあと、駅のホームのベンチで、店で撮った写真を見返していました。彼女のお姉さんと会うのは初めてで、店を出るまで話が途切れることはありませんでした。その余韻のまま、俺は彼女とのチャットを開きました。

浮かれたまま打った2通

結婚を前提に付き合っている彼女から、お姉さんに会ってほしいと言われたのは少し前のこと。実際に会ったお姉さんは明るく、好きな映画の話から学生時代のアルバイトの話まで、自然に話を広げてくれました。

緊張が解けた反動で、すっかり舞い上がっていたのだと思います。彼女の家族に受け入れてもらえた。その嬉しさを、自分なりの冗談で伝えたつもりでした。

「今日最高すぎた」

「お姉さんに乗り換えようかな」

お姉さんを褒めれば、彼女も喜ぶと思っていたのです。既読はすぐにつきましたが、返信は来ませんでした。

お姉さんから届いたメッセージ

しばらくして、登録していないアカウントからメッセージが届きました。開くと、お姉さんからでした。

「妹に送ったあなたのメッセージを見せてもらいました」

「私の妹を傷つけるの冗談でもやめてください」

「これが続くなら親にも言いますよ」

店で見せていた笑顔からは想像できない、まっすぐな文面でした。彼女が、俺の送った画面をお姉さんに見せた。それだけあの2通が引っかかったということです。褒めたつもりの言葉は、彼女には比べられたように届いていたのかもしれない。そこでようやく、自分のずれに気づきました。

お姉さんには、すぐに返信しました。

「本当にすみませんでした。二度と言いません」

打っては消した言い訳

次に、彼女とのチャットを開きました。「冗談のつもりで」と打っては消し、また打っては消す。つもりの話をしても、送った事実は変わりません。

「ごめん。浮かれてて、言っていいことと悪いことの区別がついてなかった」

「お姉さんにもちゃんと謝った」

返信が届くまで、ベンチで何本も電車を見送りました。

「次はないからね」

短い返事を、何度も読み返しました。

そして...

それから、冗談で場を盛り上げようとするのはやめました。お姉さんはあのメッセージのことを一度も持ち出さず、式場選びにまで付き合ってくれました。

新居に遊びに来たお姉さんに、キッチンで鍋の味見を頼まれたときのことです。「お姉さんのほうが料理うまいかも」と言いかけて、「ちょうどいいです」とだけ返しました。2人で笑いながらソファのほうを見ると、彼女は湯のみを持ったまま、こちらを眺めていました。言いかけた言葉を飲み込むことに、まだ慣れてはいませんでした。

(20代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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