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【老後資金】NISA『オルカン一択』にまさかの落とし穴!?「世界に分散=安心」とは限らないワケ

  • 2026.10.11
【老後資金】NISA『オルカン一択』にまさかの落とし穴!?「世界に分散=安心」とは限らないワケ
【老後資金】NISA『オルカン一択』にまさかの落とし穴!?「世界に分散=安心」とは限らないワケ

 

NISAで人気の「オルカン」。

1本で世界中の株式に分散投資できることから、「老後資金はとりあえずオルカンを積み立てておけば安心」と考えている人もいるのではないでしょうか。

しかし、「世界に分散していること」と「リスクが低いこと」は同じではありません。

老後資金をオルカン中心で準備するなら、知っておきたい注意点があります。

「世界に分散」でも投資先は株式が中心

「世界に分散」でも投資先は株式が中心
「世界に分散」でも投資先は株式が中心

 

「オルカン」の愛称で知られる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、日本を含む先進国や新興国の株式などに投資する投資信託です。

1本で世界各国・地域の株式に幅広く投資できるのが大きな特徴です。

ただし、ここで注意したいのが、「世界に分散している=さまざまな資産に分散している」わけではないこと。

オルカンの主な投資対象は株式のため、世界的に株価が下落すれば、基準価額も大きく下がる可能性があります。

金融庁も分散投資について、国内・海外といった地域だけでなく、株式・債券・不動産など、値動きの異なる複数の資産に分散する考え方を紹介しています。

つまり、オルカン1本で世界の株式に地域分散はできても、それだけで資産の種類まで分散できるわけではありません。

参考:金融庁「資産形成の基本」

老後直前の「暴落」が思わぬ落とし穴に

老後直前の「暴落」が思わぬ落とし穴に
老後直前の「暴落」が思わぬ落とし穴に

 

老後資金として考えるなら、もうひとつ重要なのが「そのお金をいつ使うのか」です。

使うまでに十分な時間があれば、株価が大きく下落した場合でも、すぐに売却せず運用を続けるという選択肢を取りやすくなります。

しかし、老後直前や資産の取り崩しを始めた直後に大きな下落が起きた場合はどうでしょうか。

生活費などのためにお金が必要になれば、資産価値が下がっているタイミングでも売却せざるを得ない可能性があります。

老後まで長期間積み立てることだけでなく、「取り崩すときのリスク」まで考えておくことが大切です。

さらに、オルカンは外貨建て資産について原則として為替ヘッジを行いません。

株価が上昇していても、為替相場の変動によって基準価額が押し下げられる場合があります。

参考:三菱UFJアセットマネジメント「世界的に株価が上昇しているのに、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の基準価額が上昇しないのはなぜですか?」

「オルカン一択」=危険というわけではない

「オルカン一択」=危険というわけではない
「オルカン一択」=危険というわけではない

 

では、老後資金をオルカンで運用するのは避けたほうがよいのでしょうか。

もちろん、オルカンそのものが「危険な商品」というわけではありません。

1本で世界の株式に幅広く投資できることは大きなメリットです。金融庁も、資産形成の基本として「長期・積立・分散投資」を紹介しています。

大切なのは、NISA口座だけではなく、自分の資産全体で考えることです。

たとえば、NISAではオルカンだけを保有していても、別に預貯金を十分確保しているのであれば、資産全体が株式だけというわけではありません。

一方、近いうちに生活費として使う予定のお金まで株式で運用している場合は、値下がりしたときに必要なお金を確保できるか考えておく必要があります。

老後が近づいてきたら、老後までの期間や必要な生活費、公的年金などの収入、預貯金を含めた資産全体を確認し、必要に応じて株式以外の資産も組み合わせるなど、自分に合った資産配分を考えることが重要です。

まとめ

オルカンは、世界各国・地域の株式に1本で幅広く投資できる商品です。

しかし、「世界に分散しているから、老後資金はオルカンだけで安心」と考えるのは注意が必要です。

老後資金では、どの商品を選ぶかだけでなく、「いつ使うお金なのか」「資産全体でどのくらいリスクを取っているのか」も大切です。

NISAでオルカンを積み立てたままになっている人は、老後までの期間も踏まえて、一度資産全体のバランスを確認してみてはいかがでしょうか。

※本記事は、一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資には元本割れなどのリスクがあります。実際の投資判断は、ご自身の状況やリスク許容度などを踏まえて行ってください。

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