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「最近、冷蔵庫に何を入れたかも忘れちゃうのよ」物忘れを心配していた母が、父のプリンを見つけた結果

  • 2026.10.11
「最近、冷蔵庫に何を入れたかも忘れちゃうのよ」物忘れを心配していた母が、父のプリンを見つけた結果

夕食中、母がこぼした物忘れの悩み

週末、ひとり暮らしをしている私は、久しぶりに実家へ帰りました。

その夜は両親と三人で夕食を囲み、仕事のことや最近の出来事を話していました。

そんな中、煮物を食べていた母が、ふうっとため息をついたのです。

「最近、冷蔵庫に何を入れたかも忘れちゃうのよ」

「えっ、どうしたの?」

母によると、仕事と家事で毎日ばたばたしていて、買ったものを忘れることが増えたのだとか。

「豆腐があるのに、また買っちゃったりね。野菜も奥に入れたまま忘れちゃうの」

「まあ、忙しいとそういうこともあるよね」

私がそう返すと、それまで黙って食べていた父が、ふと思い出したように口を開きました。

「あ、そうだ。俺が買ってきたプリン、知らないか?」

父は仕事帰りに、自分へのごほうびとしてプリンを買い、冷蔵庫に入れておいたそうです。

夕食後に食べるのを楽しみにしていたらしく、母に尋ねました。

ところが母は、あっさりと答えたのです。

「知らないわよ。自分で食べたんじゃないの?」

「いや、まだ食べてないよ。楽しみにしてたんだから」

「じゃあ、冷蔵庫にあるんじゃない?」

父は不思議そうに首をかしげていましたが、その場では話が終わりました。

父のプリンを見つけた母の驚きの行動

夕食が終わり、食器を片づけたあとのことです。

私は食卓でお茶を飲み、父は新聞を広げていました。

すると母が、何気ない様子で立ち上がりました。

「あー、何か甘いもの食べたいわね。何かあったかしら」

そう言いながら冷蔵庫を開け、奥のほうをごそごそ探し始めました。

そして、何かを見つけたらしく、ぱっと顔を明るくしたのです。

「あら、ここにあった!」

母の手に握られていたのは、一つのプリンでした。

母はうれしそうにスプーンを取り出し、ふたを開けると、冷蔵庫の前でぱくりとひと口。

その瞬間、新聞を読んでいた父が顔を上げました。

「ちょっと待って!それ、俺のプリン!」

父は慌てて立ち上がり、母のそばへ。

「さっき探してたやつだよ!」

母はスプーンを持ったまま、ゆっくり振り返りました。

「あら、ごめん」

そう言って笑った母でしたが、なぜか手は止まりません。

何事もなかったかのように、もうひと口食べ始めたのです。

「いやいや、食べるのやめないのかよ!」

父のあきれた声に、私はとうとう笑いをこらえきれなくなりました。

「お母さん、さっき知らないって言ってたじゃん!」

「だって、ここにあったんだもの」

母は悪びれる様子もなく、にこにこしています。

父も最初は残念そうでしたが、やがて笑い始めました。

「物忘れより、食い意地のほうが心配だな」

その言葉に母も大笑い。

結局、母はプリンを最後まで食べ切ってしまいました。

そして空になったカップを父に見せながら、こう言ったのです。

「じゃあ、明日2個買ってくるわね」

そのあまりにあっけらかんとした返事に、私も父もまた笑ってしまいました。

それ以来、父は自分のプリンのふたに、ペンで大きな丸を書くようになったそうです。

ところが母は、その丸を見るたびに、にやりと笑って言うのだとか。

「これ、誰のだっけ」

どうやら、わが家のプリン騒動はまだまだ続きそうです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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