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さつまいもは10月に買う家庭・回数とも最多 4年連続

  • 2026.10.8

家計調査でさつまいもの月別の買い方を2022〜2025年の4年分並べると、100世帯あたりの購入回数も、買った世帯の割合も、4年とも10月が1年で最多でした。8月から9月にかけて買う世帯は1.46〜1.63倍に増えます。東京都区部の店頭の1kgの値段は、5年とも7〜9月が1年の最高でした。

家庭でさつまいもを買う回数は、1年のうちどの月に多くなるのでしょうか。
総務省の家計調査で、二人以上の世帯がさつまいもを買った回数を月ごとに見ると、2022〜2025年の4年とも、10月が1年でいちばん多い月でした(100世帯あたり48・54・52・52回)。買った世帯の割合も、4年とも10月が最多です。
家計調査の月別の数字と、東京都区部の店頭価格の月別の動きを、年ごとに並べて確かめます。

100世帯あたりの購入回数 4年とも10月が1年で最多

家計調査の「購入頻度」は、その月にさつまいもを買った回数を100世帯あたりに直した値です。公表された月別の値から、1年で最も多かった月とその年の2番目の値を編集部が拾いました。
・2022年 10月 48回(2番目は45回)
・2023年 10月 54回(2番目は47回)
・2024年 10月 52回(2番目は46回)
・2025年 10月 52回(2番目は46回)
「購入世帯数」は、その月にさつまいもにお金を使った世帯の割合です。こちらも4年とも10月が最多でした。
・2022年 10月 30.0%(9月は29.9%)
・2023年 10月 32.7%(9月は31.3%)
・2024年 10月 32.3%(9月は31.2%)
・2025年 10月 32.0%(9月は30.2%)
2022年は10月と9月の差が0.1ポイントしかなく、ほぼ同じ水準です。2023〜2025年は1.1〜1.8ポイントの差がありました。
割合は「その月に1回でも買った世帯」の割合なので、10月でも買わなかった世帯が7割近くを占めます。

買う世帯は6〜7月が底 8月から9月で1.46〜1.63倍に

反対に、買う世帯が最も少ない月は、4年とも6月か7月でした。
・2022年 6月 12.4%
・2023年 6月 15.2%
・2024年 6月 15.4%
・2025年 7月 12.5%
そこから8月を経て、9月に大きく増えます。8月と9月の購入世帯の割合を比べました。
・2022年 8月20.5% → 9月29.9%(1.46倍)
・2023年 8月20.7% → 9月31.3%(1.51倍)
・2024年 8月19.2% → 9月31.2%(1.63倍)
・2025年 8月20.2% → 9月30.2%(1.49倍)
4年とも、9月から12月までは毎月24%を上回っています。1〜3月も23〜28%台で、毎月2割を超える世帯が買っています。

買う量の山は12月の年が多い 9〜12月で1年の4割超

1世帯あたりの購入数量(g)では、山の位置が少し変わります。1年で最も量が多かった月は次のとおりです。
・2022年 12月 295g(10月は288g)
・2023年 12月 370g(10月は318g)
・2024年 10月 348g(12月は288g)
・2025年 12月 313g(10月は303g)
回数と世帯の割合は4年とも10月が最多でしたが、量は2024年だけが10月で、ほかの3年は12月でした。
9〜12月の4か月の量を合わせると、1年の量の43.3〜45.8%になります。12か月に均等に買ったとすると4か月分は3分の1(約33%)なので、4年ともそれを上回っています。
なお、家計調査の購入数量は、金額と数量を両方記入した世帯から出した平均価格で、全世帯の支出金額を割って求めた値です。回数・世帯の割合とは求め方が違うので、月ごとの山がずれることがあります。

家計調査の「さつまいも」に焼き芋は入らない

家計調査の品目の分け方では、「さつまいも」は生鮮野菜の根菜に入り、かんしょ・唐いもが例に挙がっています。乾燥芋・焼き芋・ふかし芋は「さつまいも」ではなく「他の菓子」に分類されます。この記事の数字は、生鮮野菜として買った分です(焼き芋・干し芋・ふかし芋は含みません)。
また、家計調査の月は支払った月で、対象は二人以上の世帯です(単身世帯は入りません)。値は1人分ではなく1世帯あたりです。

東京都区部の店頭価格 5年とも7〜9月が1年の最高

値段は、総務省の小売物価統計調査で、東京都区部(東京23区)の店頭のさつまいも1kgあたりの値段(税込)を見ます。市場の卸売価格ではなく、店頭で売られている小売価格を調べた統計です。
2021〜2025年の5年について、月別の値から1年で最も高い月と最も安い月を選びました。
・2021年 最高 7月711円・最安 3月552円
・2022年 最高 7月708円・最安 12月566円
・2023年 最高 9月654円・最安 4月584円
・2024年 最高 8月688円・最安 2月571円
・2025年 最高 8月740円・最安 3月645円
1年で最も高い月は5年とも7〜9月のどれかで、最も安い月は5年とも12〜4月のどれかでした。2023年は9月の654円が最高でしたが、6月の651円との差は3円です。ただ、9月以降に毎月そろって下がるわけではなく、2024年は10月の625円から11月に643円へ上がっています。

出典 www.stat.go.jp

店頭のさつまいも 2026年9月は前年より73円安い658円(東京都区部)

2026年の最近の値を、2021年以降の同じ月と比べました。
・8月 2021年623 / 2022年672 / 2023年635 / 2024年688 / 2025年740 / 2026年707(円)
・9月 2021年606 / 2022年611 / 2023年654 / 2024年663 / 2025年731 / 2026年658(円)
2026年8月の707円は、6回の8月で2番目に高い値です(最高は2025年の740円)。9月は658円で、前年9月の731円より73円安く、6回の9月では3番目でした。
さつまいもは毎月1回、12日を含む週に調べる品目で、2026年9月の値は9月分の表の「9月中旬」の欄に載っています。月の値の欄に9月として載るのは、翌月の10月分の表です。
家計調査の比較は、1〜12月がそろっている2022〜2025年の4年分です(値は2026年10月7日に確認した公表分)。

出典 www.stat.go.jp

買ってきたさつまいもを冷蔵庫に入れるかどうかなど、置き場所の注意は下の関連記事(さつまいもの保存NG)でまとめています。

よくある質問

10月に買った世帯が約3割なら、残りの世帯は1年中買っていないのですか

そうではありません。購入世帯数は、その月に1回でも買った世帯の割合で、月ごとに数えた値です。10月に買わなかった世帯が9月や11月に買っていることもあるので、1年のうちに1回でも買った世帯の割合は、月の割合を見ても読み取れません。

買う世帯が多い10月は、店頭の値段がいちばん安い月ですか

東京都区部の店頭価格では、2021〜2025年の5年に、10月が1年で最も安かった年はありませんでした。最も安い月は2021年3月・2022年12月・2023年4月・2024年2月・2025年3月です。10月の値は5年とも同じ年の9月より安く、9月との差は7〜38円でした。

まとめ 10月に買う回数が山 店頭の値段は7〜9月が高い

・100世帯あたりの購入回数と、買った世帯の割合は、2022〜2025年の4年とも10月が最多(2022年は9月との差が0.1ポイント)
・買う世帯は6〜7月が底で、8月から9月に1.46〜1.63倍
・量の山は12月が3年・10月が1年。9〜12月で1年の43.3〜45.8%
・東京都区部の1kgの値段は、5年とも7〜9月が最高・12〜4月が最安。2026年9月は658円で前年より73円安い
9〜10月に買う世帯が増える形は、2022〜2025年の4年とも同じでした。店頭の値段は、毎月の小売物価統計で前年の同じ月と見比べられます。

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