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手術から2週間で試合復帰!平均飛距離285ヤードの注目ルーキー

  • 2026.10.7

ニュースだけじゃ伝わらない米女子ツアー選手たちの魅力を現地からレポートします!

試練を越え、強さを取り戻すルーキーの躍進

新入りは、職場環境に慣れるまで戸惑うことがあって当然だ。それでも、25年度の米ツアールーキーのジュリア・ロペス・ラミレスが直面したことは想定外だった。シーズン序盤の3月、中国の「ブルーベイLPGA」で急性虫垂炎を発症した。

急性虫垂炎とは“盲腸”のこと。「夕食を食べたあとからお腹が痛くなって『もしかして食べ物にあたったかも?』と思いました。予選ラウンド2日間、ずーっと痛かったです」と、ロペス・ラミレスが当時のことを振り返ってくれた。

体に異変を感じ、1打差で予選落ちしたことで、すぐにアメリカに戻り、医者に診てもらったところ「盲腸ですね」と診断され、その日のうちに手術を受けた。

手術から2週間後には試合に復帰したが、体重5キロ以上落ちた体では、本来のパフォーマンスにほど遠く、地道なリハビリとトレーニングを経て、5月の「全米女子オープン」でやっと噛み合った。大会3日目を終えた時点で、首位と1打差の2位。はじめてメジャーの最終日を最終組で回った。

手術から2週間で試合復帰!平均飛距離285ヤードの注目ルーキー
25年「全米女子オープン」最終日の最終組でプレーし、18番グリーンでホールアウトするロペス・ラミレス(左)

「プレッシャーがかかる状況でプレーするのは好きですが、メジャーの最終組は今までのゴルフ人生のなかで1番緊張しました」。スコアを落とし19位タイで終戦したものの、いい経験だったと納得している。

もちろん、これで満足するつもりはない。ミシシッピ州立大学時代の24年には、世界アマチュアランキング1位に上り詰めた実力者だ。最大の武器はドライバーショット。平均飛距離は285・42ヤードで堂々の1位。「米ツアーは戦略的なコースが多いので、アイアンや3Wの精度をあげたい」と課題をあげる。そして目指す先は初優勝だ。

「今年は多くの同期が優勝しました。ルーキーでも勝てることに刺激を受けましたし、自分もやるべきことに集中し、いいプレーができるようガンバります」。25年シーズンの目標だった、来季のシード権は獲得。来シーズンは万全の体調で臨む。

いかがでしたか? 海外選手の活躍も目が離せませんね!

ジュリア・ロペス・ラミレス Julia Lopez Ramirez
●2003年生まれ、スペイン出身。25年の「スコットランド女子オープン」で3位、「全米女子オープン」19位など、着実に実績を重ねている米ツアールーキー。

写真・文=南しずか
PHOTO&TEXT Shizuka MINAMI
●みなみ・しずか/東京都出身。 2009 年より米女子ゴルフツアーを取材。ゴルフ雑誌や「ナンバー」「Sports Illustrated」などスポーツ誌に写真を提供。

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