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アンドルー元王子が警察を提訴 チャールズ国王は裁判費用の支援を拒絶、王室は一切関与せず

  • 2026.10.6
WPA Pool / Getty Images

今年2月に公職における不正行為で逮捕されたアンドルー元王子(アンドルー・マウントバッテン=ウィンザー)が、警察を相手取って法的措置に踏み切ったことが明らかになった。現地時間10月5日、英BBCなどが報じたところによると、アンドルーは逮捕前日の2月18日に発行された家宅捜索令状の合法性を争うため、テムズバレー警察本部長および中央刑事裁判所を相手取り、高等法院へ司法審査を申し立てた。現地時間10月8日の午後から非公開で審問が開始される予定である。

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争点となっているのは、逮捕時に行われたノーフォーク州サンドリンガムの邸宅マーシュファームと、ウィンザーの旧居ロイヤルロッジに対する強制捜査についてだ。2001年から2011年まで英国の貿易特使を務めていたアンドルーは、任期中に性犯罪者ジェフリー・エプスタインへ公文書などの機密情報を漏洩した疑いが持たれており、自身の誕生日である2月19日に身柄を拘束された。約12時間の取り調べを経て釈放されたものの、一貫して疑惑を否認しているアンドルーは、家宅捜索の手続きそのものが不当であったとして令状の無効を訴えているという。本人が法廷に出廷するかどうかは現時点で明らかになっていないものの、王室メンバーが刑事手続きに対して法廷で異議を申し立てるのは、1649年にチャールズ1世が反逆罪に問われて以来、なんと370年以上ぶりという異例の事態だという。

住まいも称号も奪われた元王子による反撃の一手ともいえる今回の提訴だが、兄チャールズ国王や王室サイドは完全に距離を置く構えのようで、国王は逮捕以降、弟との連絡を絶ったままだという。生活費として自身の私財から非公開の手当を支給してはいるものの、この資金を裁判費用に回すことは固く禁じられており、王室側も今回の訴訟には一切関わらない方針だ。生活の最低限の面倒は見ても、警察との法廷闘争には資金も出さずサポートもしないという、完全な支援拒否の姿勢である。

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もっとも、専門家からは、たとえ手続き上の不備が認められたとしても、警察側が改めて証拠の押収を申請できるため、アンドルー側の決定的な勝利にはならないとの見方が出ている。さらにテムズバレー警察は現在も米司法省と連携しながら捜査を継続しており、特使時代の情報漏洩だけでなく性的不正行為の疑惑も含めて調べを進めている。兄からの資金援助も後ろ盾も得られないなか、アンドルーが仕掛けた異例の法廷闘争は、極めて険しい道のりとなりそうだ。

専門家からは、仮に令状手続きの不備が認められたとしても、警察側が証拠の保持を再申請できるため、元王子側の決定的な勝利にはならないとの見方も出ている。テムズバレー警察は現在も米司法省と連携しながら捜査を継続しており、特使時代の情報漏洩だけでなく性的不正行為の疑惑も含めて調べを進めているという。

兄からの資金援助も後ろ盾も得られないまま挑むアンドルーによる異例の法廷闘争。早くも厳しい展開を迎えそうだ。

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