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石油ストーブの捨て方 灯油は京都だけ移動回収 20政令市

  • 2026.10.6

20の政令指定都市の品目欄と粗大ごみの案内を2026年10月5日に読み比べ、石油ストーブ本体の区分、出す前に灯油を抜くよう書いた18市の書き方、残った灯油の行き先を整理しました。京都市も品目検索では「市では回収できません」としていますが、土日等の移動式拠点回収なら20リットルまで受け付けます。ほかの多くの市は販売店などへの相談の案内でした。

冬の前に新しい暖房器具を買って、古い石油ストーブやファンヒーターを処分する。そのとき困るのが、タンクに残った灯油です。
weboo編集部は2026年10月5日、20の政令指定都市の公式サイトで、分別辞典などの品目欄、粗大ごみの案内と手数料表、市が収集しないものの一覧を開き、本体をどの区分で出すか、出す前に何をするよう書いているか、残った灯油をどこへ持っていくよう案内しているかを1市ずつ確かめました。
区分名と「」内は各市の表記どおりです。数え方は次の3つに決めました。①本体の区分は品目欄の区分名(品目欄が無い市は冊子・手数料表の記載)。②「灯油を抜く指示」は、確認したページに灯油・燃料・中身を抜く、空にする、取り除く・除くと書いてあるもの(手数料表の品名の注記を含む)。③「市の回収に出せる」は、市が灯油を受け取る回収の案内があるもので、販売店などへの相談の案内は含めません。

本体は18市が粗大ごみなどの大きなごみ さいたま市は「もえないごみ」

18市は、石油ストーブを大きなごみの区分に入れていました。呼び方は市で違います。
「粗大ごみ」仙台・千葉・横浜・川崎・相模原・新潟・名古屋・大阪・堺・岡山・北九州・福岡/「大型ごみ」札幌・京都・神戸・広島/「連絡ごみ」浜松/「不燃・粗大ごみ」静岡
川崎市は分別の早見表に石油ストーブの欄が無く、「ファンヒーター」の欄が粗大ごみで、ストーブは粗大ごみの手数料表に例として載っています。静岡市の不燃・粗大ごみは申し込んで出す戸別収集ですが、葵区の安倍6地区だけは申し込み不要の集積所収集です。
品目欄で大きなごみの区分と言い切っていないのは2市です。さいたま市は早見表の「ストーブ」が「不燃」(もえないごみ)で、★2の印があり、その注記によると大きさが90㎝以上2m未満なら、自分で持ち込むか戸別収集を頼む扱いになります。熊本市は品目別の欄が見当たらず、ごみカレンダーの埋立ごみ「小型家電製品類」の例に「ファンヒーター」、市の大型ごみのページの例に「ファンヒータなどの家電製品類(大型のもの)」があり、「大袋(45ℓ相当)の指定袋に入れて、口が結べないものは大型ごみです。」としています。
大きさで出し方が変わると書いた市はほかにもあります(抜粋)。
◇福岡市:「袋に入って口が結べる大きさで,重さで袋が破けないものは燃えないごみで出すことができます」
◇名古屋市:品目「ストーブ」「ファンヒーター」の欄に「容量が45リットルの指定袋に入るものは不燃ごみに出してください。」
◇札幌市:辞典の注意に「「大型ごみ」と記載してあっても、指定ごみ袋に入り、袋の口をしっかりと縛ることができるものは、「燃やせるごみ」または「燃やせないごみ」にお出しいただけます」
◇堺市:粗大ごみの手数料一覧に「ストーブ(最大辺30センチメートル以上)」
名古屋市の品目「石油ストーブ・ファンヒーター」の欄にあるのは「容量が45リットルの指定袋に入らないものは、粗大ごみに出してください。」だけです。反対に、相模原市は「大きさに関わらず「粗大ごみ」」、浜松市は「大小問わず」連絡ごみとしています。
札幌市は品目欄に「石油ストーブは、小型家電の無料回収に出すと資源に!」とも書いています。ただし市の回収拠点で受け付けるのは「30センチ四方の投入口を通る大きさ」などの条件(一部例外あり)を満たす家電なので、持ち込む前に市の小型家電のページで確かめましょう。

出典 weboo.link

出す前の指示は18市が「灯油を抜く」 電池にも触れた12市

本体を出す前に灯油を抜く、空にするよう書いていたのは18市です。言い回しは市ごとにかなり違います(抜粋)。
◇広島市:「危険なので、必ず灯油を抜いて出してください。」
◇大阪市:「灯油は空(から)にして、乾電池ははずしてお出しください。」
◇相模原市:「※灯油は必ずぬく」
◇岡山市:「燃料は空にして出す」、静岡市:「中身を空にして出す」
◇熊本市(埋立ごみの留意点):「燃料(灯油、カセットボンベなど)や電池類は、取り除いてください。」
千葉市は品目欄には区分だけが書かれ、粗大ごみの手数料一覧に「石油ストーブ(灯油、電池は除く)」とあります。
本体側の灯油まで書いていたのは2市です。さいたま市は早見表で「※本体部分の灯油も抜く」、石油ファンヒーターにあたる「ファンヒーター」の欄で「タンク、本体とも灯油を抜く」とし、札幌市は大型ごみのページで「※石油ストーブは中に残った灯油を全部抜き取ってください。」としています。
電池にも触れていたのは仙台・さいたま・千葉・横浜・新潟・浜松・名古屋・京都・大阪・神戸・福岡・熊本の12市です。外した電池の出し先まで書く市もあり、神戸市は「中に入っている電池は抜いて電極にテープを貼ってから燃えないごみで出してください。」、新潟市は「電池類は外して、電池類は「特定5品目」」としています。
川崎市と堺市は、確認した品目欄・手数料表に灯油を抜く指示が見当たりませんでした。堺市の粗大ごみ出し方マニュアルは「シンナー、灯油の入った容器」を粗大ごみで収集できないものに挙げています。書かれていない市でも、灯油を入れたまま出してよいという意味ではないので、申し込みのときに確かめてください。

出典 weboo.link

残った灯油 受け付けるのは京都市の土日の移動式拠点回収だけ

抜いた灯油の行き先は、本体よりも市ごとの差が大きい点でした。
●京都市
分別検索の品目「灯油」は区分が「回収できないもの」で、「危険のため、市では回収できません。」と書かれています。一方で同じ欄に「販売店に相談。移動式拠点回収も可(20リットルまで)」とあります。移動式拠点回収は、まち美化事務所の職員が学校や公園などに出向く回収で、土日(一部祝日を含む)の回は有害・危険ごみ4品目も受け付けます。その1つが「石油類 ※ガソリンは4L、その他20Lまで、容器ごと回収」です。日程は市の実施日程のページに行政区ごとの一覧(土日等実施分)があり、荒天時等には中止となる場合があります。現地で検品し、回収できないものは持ち帰りになります。市の「その他市では収集できないごみ」のページは、石油類を「販売店にご相談ください。」としています。
●ほかの17市
ごみには出せない(収集しない・排出禁止物など)と書くか、相談先だけを示していました。相談先の書き方の例です(抜粋)。
◇大阪市:「使い切れない場合などは販売店、ガソリンスタンド等にご相談ください。」
◇広島市:「ガソリンスタンドや販売店に相談し、回収してもらってください(有料の場合があります)。」
◇北九州市:「専門の処理業者に引き取りを依頼」
◇川崎市:「市では収集しません」「生活環境事業所に相談」
◇静岡市:「購入店、取扱店、製造メーカー等に相談する」
相談先にガソリンスタンドの名前を出していたのは6市(仙台・千葉・相模原・大阪・神戸・広島)、販売店・購入店などを挙げていたのは14市でした。横浜市は粗大ごみとして収集されないものの「処理が困難なもの」に灯油を挙げています。灯油の品目は分別辞典に無く、「廃油」の欄は「販売店へ相談」です。
札幌市と浜松市は、灯油そのものの品目を確認したページで見つけられませんでした。札幌市の排出禁止物の一覧には「廃油や塗料の入っている容器」があります。辞典の「廃油」の欄は「市で収集しないもの」「販売店に相談」です。
京都市の品目欄は、ストーブの欄で「残った灯油は次の冬まで持ち越さないよう注意してください」とも書いています。持ち越した灯油を使うことの注意は、暖房器具を出す日のNGの記事で扱っています。

出典 weboo.link
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よくある質問

灯油を入れていたポリタンクも一緒に捨てたいときは?

ポリタンクの区分も市でばらばらです。中身を空にするよう書く市が多くありました(抜粋)。
◇札幌市:「燃やせるごみ」(灯油タンクの欄「ポリタンクは「燃やせるごみ」」)
◇横浜市:プラスチック資源(「中身を空にして 50cm以上のものは粗大ごみへ。」)
◇相模原市:粗大ごみ(「大きさに関わらず「粗大ごみ」 ※中身は抜く」)
◇浜松市:もえるごみ(「中身は使い切る」「ふたは取り外す」)
◇福岡市:燃えるごみ(「中身を空にして出してください」)
札幌市の「灯油タンク」の欄(大型ごみ)は「90ℓを超えるものは金属商へ相談」としています。

電気ストーブも石油ストーブと同じ区分?

同じとは限りません。たとえば札幌市は電気ストーブを「燃やせないごみ」とし、小型家電の無料回収にも出せるとしています。神戸市は「指定袋に入り、5kg以下」の電気ストーブを燃えないごみ、指定袋に入らないか5kg以上のものを大型ごみとしています。京都市は電気ストーブのうち「30cm×40cm×40cm以下のもの」を小型家電の拠点回収の対象にしています。新潟市も「ストーブ(電気・ガス式)」は燃やさないごみ(指定袋に入らない場合は粗大ごみ)で、石油式の粗大ごみとは分けています。

石油ストーブを手放す日の段取り 本体・電池・灯油を別々に

20市を読み比べた結果を、手放す日の順番に並べ直します。
◇本体の区分を品目欄で確かめる(大きなごみの区分が18市。さいたま市はもえないごみ、熊本市は大きさで埋立ごみか大型ごみ。大きさの条件がある市も)
◇灯油を抜き、電池を外す(灯油を抜くよう書いた市が18市、電池に触れた市が12市)
◇抜いた灯油の行き先を決める(京都市は移動式拠点回収で20Lまで。ほかの市は販売店・ガソリンスタンド・専門業者などへの相談の案内)
ここに書いた区分と原文は、weboo編集部が2026年10月5日に各市のページを開いて確かめたものです。移動式拠点回収の日程や回収拠点の条件は変わることがあるので、出す前にお住まいの市のページを開き直してください。

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