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「家族なんだから助けろよ」妹の入院を流した俺が、金と車を断られて返した一言

  • 2026.10.6
ハウコレ

入院した時は、正直どうでもよかった。動けない妹に、俺が何かできるわけでもない。足が治ったなら、今度はこっちの番のはずでした。

妹の退院を知らせる母の投稿に既読だけつけて、俺はカレンダーの、車が要る日に丸をつけていました。

「今忙しい」は嘘じゃなかった

妹が階段から落ちて入院したことは、家族のグループチャットで知りました。母から「お兄ちゃんも、お見舞い行ってあげたら?」と名指しで投稿が来て、正直、面倒だと思ったのが先です。「今忙しい」と返したのは嘘ではありません。取引先への支払いの期日が迫っていて、病院まで往復すれば半日は消えます。骨折なら命に関わるわけでもない。親も妹も友達も行っているなら、俺が1人増えたところで何も変わらないでしょう。そう決めて、チャットの通知をミュートにしました。

その後、母から電話が2度ありましたが、どちらも出ずに終わっています。

足が治ったなら、こっちの番

退院の投稿を見て、まず浮かんだのは妹の車のことでした。俺の車は修理に出したまま費用が払えず、引き取れていません。取引先へ行く日が近づいていて、足がない。修理代も、妹から借りれば今週中に片づきます。

頼むなら、まとめて送ったほうが早いと思いました。

「ごめん、ちょっと金貸して」

「あと車も一瞬だけ貸して」

2通を続けて送って、スマホを裏返しました。妹は昔から、頼めば嫌な顔をしながらも最後は聞いてくれます。今回も同じだろうと、返事を待つ間にコンビニで弁当を買っていました。

返ってきたのは、頼み事への返事ではなかった

既読は、すぐにつきました。それから返事が届くまで、弁当を食べ終えるくらいの間があります。

「私が入院した時には心配してくれなかったのに、自分は助けてもらえると思うなよ」

読んで最初に出たのは、ため息でした。入院なんて、行っても行かなくても治るものは治る。金や車は、今すぐ困っている。どっちが優先かは決まっているはずなのに、妹はそこを分かっていません。

「家族なんだから助けろよ」

そう返して、しばらく画面を見ていました。

そして...

車は結局、知り合いに頭を下げて借りました。修理代は別のところから回して、まだ引き取れていません。妹には、あれから連絡していません。向こうが折れるまで待つつもりでいますが、家族チャットに俺の名前が出ることも、今のところありません。

(30代男性・自営業)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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