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使い捨てカイロ 政令市20市で4市は不燃・燃えないごみ

  • 2026.10.3

名古屋・神戸・広島・福岡の4市では、使い捨てカイロは不燃ごみ・燃えないごみ。政令市20市の『カイロ』の欄を1市ずつ引くと、燃やす種類の区分が11市、燃える・燃えないを分けない区分が5市でした。外袋をプラスチックに分ける3市や、神戸市が2026年11月30日まで続ける使用済みカイロの回収も紹介します。

朝晩が冷えはじめると、ポケットや貼るタイプの使い捨てカイロの出番です。ひと冬で何十枚も使うと、使い終わったカイロをどのごみの日に出すかが気になります。
編集部では2026年10月3日に、政令指定都市20市の分別辞典・品目検索・ごみの出し方の冊子で「カイロ」の欄を1市ずつ引きました。区分名は市の表記をそのまま写しています。
◇燃やす種類のごみに入れる市が11市(燃やせるごみ・もえるごみ・可燃ごみ・燃やすごみ・生活ごみ)
◇不燃ごみ・燃えないごみの側は4市(名古屋と広島が「不燃ごみ」、神戸と福岡が「燃えないごみ」)
◇仙台市・川崎市・相模原市・大阪市・北九州市の5市は、燃える・燃えないを分けない日常のごみの区分
◇神戸市は、使用済みの使い捨てカイロを資源回収ステーション「エコノバ」でも集める実証実験を2026年11月30日まで実施中

使い捨てカイロの区分 燃やす11市・不燃4市・分けない5市

下の3つの見出しは、読みやすくするために編集部が付けたまとめ方です。各市の区分名は、見出しの下に市の表記のまま並べています。
●燃やす種類のごみ(11市)
燃やせるごみ:札幌
もえるごみ:さいたま、浜松
可燃ごみ:千葉、静岡、岡山
燃やすごみ:横浜、新潟、京都、熊本
生活ごみ:堺
●不燃ごみ・燃えないごみ(4市)
不燃ごみ:名古屋、広島
燃えないごみ:神戸、福岡
●燃える・燃えないを分けない日常のごみ(5市)
家庭ごみ:仙台、北九州
普通ごみ:川崎、大阪
燃やすしかないごみ(一般ごみ):相模原
堺市の「生活ごみ」は、市の冊子に「生活ごみはクリーンセンター清掃工場で燃やしてしまうため、できるだけ資源として分別するようお願いします。」とある、燃やす種類のごみです。静岡市は葵区・駿河区も清水区も「可燃ごみ」でした。
品目欄の名前は「カイロ(使い捨て)」「使い捨てカイロ」「カイロ」などさまざまで、横浜市は「カイロ(携帯用・蒸気タイプ)」としています。同じ使い捨てカイロでも、市によって燃やす側・燃やさない側に分かれますが、その理由を書いている市は、確認した品目欄にはありませんでした。

出典 weboo.link
出典 weboo.link

名古屋・神戸・広島・福岡は燃やさない側 ふだんのごみ袋と分ける

不燃ごみ・燃えないごみで出す4市では、使い終わったカイロを燃やすごみの袋に混ぜず、不燃ごみ・燃えないごみの日に出します。
◇名古屋市:品目「カイロ(使い捨て)」が「不燃ごみ」
◇神戸市:品目「カイロ」が「燃えないごみ」。記者発表でも「本市では、使用済みの使い捨てカイロは、普段は「燃えないごみ」として回収しています。」
◇広島市:「カイロ」の「使い捨て」が「不燃ごみ」。「金属製」も同じ不燃ごみ
◇福岡市:品目「使い捨てカイロ」が「燃えないごみ」
隣の市や以前住んでいた市と区分が違うこともあるので、冬が来る前に、住んでいる市の欄を一度引いておきましょう。

未使用のカイロと外袋 品目欄に書いている市の原文

20市の品目欄のうち、使う前か使った後かに触れていたのは3市でした。
◇浜松市:使い捨ての欄に「未使用のものは、放熱後に冷ましてから出す」
◇広島市:使い捨ての欄の出し方を「使用してから」と書き出し、続けてポリ袋に入れて出すよう書いている
◇熊本市:ごみ分別辞典で、使い捨てカイロにあたる品目のうち1つに「未使用のものも含め燃やすごみ。」(「使い捨てカイロ」「カイロ(使い捨て)」の欄には記載なし)
ほかの17市の品目欄には、使用前・使用後で扱いを変える記載はありませんでした。期限が切れて余ったカイロを捨てるときは、浜松市のように欄に書いてある市ではその手順に沿い、書いていない市は区分だけを確かめます。
カイロが入っていた外袋の出し先を、同じ品目欄の近くに書いていたのは3市です。
◇横浜市:「カイロの外包装」は「プラスチック資源」
◇名古屋市:「カイロ(使い捨て) の外袋」は「プラスチック資源」
◇京都市:出し方のポイントに、外袋は「プラスチック類」
中身のカイロとは別に、外袋をプラスチックとして分ける市があります。京都市は同じ欄で「使い捨てでないものを、活用しましょう。」とも呼びかけています。

出典 weboo.link

神戸市はエコノバで使用済みカイロを回収 2026年11月30日まで

神戸市は、ごみの減量・資源化を目的に、使用済みの使い捨てカイロを回収する実証実験を行っています。2025年11月25日の記者発表と、市のエコノバのページ(2026年10月1日時点の回収先一覧)の内容です。
◇回収期間:2025年12月上旬~2026年11月30日
◇回収場所:神戸市内のエコノバ(資源回収ステーション)のうち、56か所(2026年10月1日時点。発表時は51か所)
◇回収対象:使用済みの使い捨てカイロ(メーカーは問わない)
◇回収方法:エコノバに設置している専用の回収ボックス
これは第2期で、第1期(2025年2月~5月31日)は36か所で約3.3tを集めました(当初目標1t)。第2期の目標は10tで、回収したカイロは鉄鋼原料へと処理され、鉄鋼製品の原料として再利用される予定とされています。
回収場所の一覧は神戸市のエコノバのページで確かめられます。休止中や回収を終えた拠点もあるので、持ち込む前に一覧を見ておきましょう。エコノバ以外では、これまでどおり燃えないごみで出します。

よくある質問

貼るカイロと貼らないカイロ、足用で出し方は変わる?

今回の20市の品目欄では、貼るタイプ・貼らないタイプ・足用のカイロを分けて区分を書いている市はありませんでした。品目名の書き方に違いはあっても、使い捨てカイロはひとまとめの扱いです。

充電式やオイル式のカイロは?

使い捨て以外のカイロは、別の区分になる市があります(抜粋)。
◇札幌市:(充電式・オイル式)は燃やせないごみ。充電式には小型家電の回収の印
◇新潟市:「金属製は「燃やさないごみ」電池類が外せない場合は本体ごと「特定5品目」」
◇川崎市:「使い捨て以外のものは小物金属」
◇浜松市:使い捨て以外は「もえないごみ」
電池を外して出す市では、電池の出し方もあわせて確かめましょう。

カイロを袋から出して、中身だけ捨てるべき?

今回確認した20市の品目欄に、カイロの袋を開けて中身を出すよう書いている市はありませんでした。書かれていない手順を自分で足すより、市の区分どおりに出すのが基本です。貼ったまま長く使うときの低温やけどの注意は、湯たんぽ・カイロのNGをまとめた記事で扱っています。

使い終わったカイロは 自分の市の「カイロ」の欄で確認

冬のあいだに迷わないよう、次の3点を押さえておきましょう。
◇カイロの欄で自分の市の区分を見る(燃やす種類11市、不燃ごみ・燃えないごみ4市、燃える・燃えないを分けない5市)
◇外袋の欄がある市(横浜・名古屋・京都)は、外袋をプラスチックとして分ける
◇神戸市なら、2026年11月30日まではエコノバの回収ボックスにも出せる
※2026年10月3日に各市の分別辞典・品目検索・冊子で確認した内容です。区分名と「」内は市の表記のままです。回収の実証実験のように期間の決まった取り組みもあるので、カイロをまとめて捨てる前に、自分の市の『カイロ』の欄を引き直してください。

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